阿蘇はこう巡るのが鉄板!福岡からぐるっと阿蘇を一泊二日で巡るドライブルートのご紹介

みなさまこんにちは。おるとくまもと編集長のモリナガです。
実は僕、旅行情報誌にて7年間阿蘇地域の担当を、その後南小国町に移住し、観光協会で働いております。たぶん、誰よりも阿蘇に詳しい気がしますし、阿蘇のステキなところを100個位は余裕でお伝えできる気がします。
訪れて欲しいところが多すぎて選びにくいのですが、今回、初めて阿蘇へ旅行に行くなら、こんな風に巡ってはどうでしょう?という 阿蘇地域の一泊二日の鉄板ルートをご紹介させて頂きます。
(ルートの関係上、福岡から来られる方を対象とした記事となってしまっておりますのであしからず)
ちなみに、こちらのルート、おでかけプラン投稿サイトHolidayさんのおでかけプランコンテストにて金賞を受賞致しました!ちょと自慢です!
[external_link url=”https://haveagood.holiday/plans/22087″ title=”【阿蘇・体験】阿蘇全体を1泊2日で巡りつくす&遊び尽くす!初めての阿蘇旅ならココ! | Holiday”]
というわけで、阿蘇のオススメルートのご紹介です。
今回巡るのはこのルート!福岡から益城インター経由で阿蘇に入って、阿蘇をぐるっとまわって日田ICから福岡に帰ります!一泊二日で広域の阿蘇を楽しんじゃって下さい!※西原周辺の迂回路は地図に反映できておりません。ご了承下さい…。
益城ICで高速を降りて西原村〜南阿蘇村へ
高速道路を益城インターで降りたら空港方面へ向かい、途中から右に曲がって西原村〜南阿蘇村方面に向かいます。こんな感じの風景。ドライブ最高!
途中、萌の里さんなんかもありますので、疲れたらここで休憩しちゃって下さい。物産館には地元野菜も沢山!
ちなみに、入口入ってすぐのところには、震災の時間に止まってしまった時計が今もなお飾ってあります。
お子様連れの方は、らくのうマザーズミルク牧場なんかに寄ると、お子様大喜びです!
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震災の爪痕が残るものの、俵山トンネルの開通により、南阿蘇村へは益城インターから約40分程度。ステキな風景を眺めながらのドライブを楽しんで頂けたらと思います。あそ望の郷くぎのでちょっと休憩なんてしちゃうのもオススメです。
ちなみに、この写真に写っているおばぁちゃんは「かなばあちゃん」という名前の南阿蘇村のゆるキャラ?でして、もうすぐ90歳、趣味はフラダンス、得意料理はナスビのひこずり、好きな歌が水前寺清子の「365歩のマーチ」、好きな俳優ペ・ヨンジュンと、細かい設定がされています。細かい割に設定が更新されてない気はしますが、一緒に写真を撮っている方を多く見かけます。
高森町でランチ&観光を楽しむ
今回のルートでは、高森町でランチを食べるのがオススメです。お好みもあるかと思いますので、オススメランチ、オススメ立ち寄りどころの2つに分けてそれぞれご紹介させて頂きます。
オススメランチ①らくだ山
地鶏を食べるならココ!です。懐かしい囲炉裏の雰囲気の中、炭火でタレに漬け込んだ地鶏を焼いて味わいます。
こんな感じで焼いた地鶏が美味しくないわけがないです!
セットにはお味噌汁とお漬物、卵、ご飯が。個人的には卵かけご飯にして食べるのがオススメです。信じられないくらい美味しいです!
注意点としては、体中が炭の香りになりますので、匂いが気になる方は控えたほうが良いかもしれないのと、人気店過ぎて昼には並ぶので、少し早めに入店されることをオススメします。
らくだ山
住所:熊本県阿蘇郡高森町高森2693-4
電話番号:0967-62-0084
営業時間:午前11時開店 – 午後8時閉店 / 午後7時最終入店
定休日:(3月~11月)無休/(12月~2月)第1・第3水曜日定休/(1月冬休み期間)通常営業
(料金)
定食:1780円(一人前)
焼き鶏:1350円
http://rakudayama.com/
オススメランチ②とくまる食堂
昔から続く手間ひまかけたお漬物が美味しい徳丸漬物さんが経営する食堂です。大量生産ではなく、人の手で丁寧に作られる漬物と、阿蘇のお米、郷土料理でもあるだんご汁を味わえます。
サイクルラックもあるので、自転車で来られる方にもオススメです。
おつけもの昼膳(1080円)を頼むと、小鉢、だんご汁、ご飯、デザート+美味しい漬物が食べ放題!美味しくてご飯が進みまくります。+200円でご飯を高菜めしに変更も可能です。
併設する店舗では、お漬物も売ってます。ランチで気に入ったお漬物を買って帰れるのは嬉しいです!
個人的には、この高菜漬けが本当に好きです!
入り口の看板には「日本人に生まれて良かった!と思われるような漬物作りを目指して…」との文言が。食べてみると、本当に日本人に生まれてよかった!と思います。
とくまる食堂
住所:熊本県阿蘇郡高森町上色見2682-1
電話番号:0967-62-0096
営業時間:11:00~15:00
定休日:火曜・金曜(祝日の場合は営業)
(料金)
おつけもの昼膳:1080円
おつけものととりおこわ膳:1280円
オススメ立ち寄り処①高森湧水トンネル公園
最近、トンネル好きなのですが、夏でも涼しくお散歩が出来ます!トンネルの長さは2,055メートル!その内約1Kmが遊歩道として整備されています。一番奥には水と光の芸術作品「ウォーターパール」がありますので、ぜひぜひ歩いてみて頂けると幸いです。
写真ではなかなか表現しにくいですが、流れる水にストロボがあたり、水の玉のカーテンを見ることが出来ます。
高森湧水トンネル公園
住所:阿蘇郡高森町高森1034-2
電話番号:0967-62-3331
営業時間:4月~10月 9:00~18:00/11月~3月 9:00~17:00
*湧水館は9:00~16:00(湧水館のみ月曜日定休)
(料金)
大人 : 大人:300円 子供 : 子供:100円
オススメ立ち寄り処②上色見熊野座神社
夏目友人帳の蛍とギンが出会った場所でもある「山神様の森」の風景の元となったこともあり、最近人気急上昇中の神社です。灯籠に囲まれた参道を登っていくと、空気が変わったような感覚に陥ります。これだけでも充分に神秘出来ですが、奥の方には大きな穴の空いた岩が。
森林浴をしながら、神秘的な風景に包まれてお散歩できるステキな場所です。
上色見熊野座神社
住所:熊本県阿蘇郡高森町上色見2619
オススメ立ち寄り処③月廻り公園
根子岳ふもとにある広々とした公園。大きな遊具はありませんが、広い芝生広場からの根子岳の眺めは、抜群です!全長1200メートルのゴーカートとは、大人も楽しい!
ヤギも沢山放し飼いにされてます。
草スキーを楽しめる斜面も!他にもグランドゴルフなどもありますが、広々とした芝生の広場と根子岳の風景に癒やされること間違いなしです!
月廻り公園
住所:熊本県阿蘇郡高森町高森
阿蘇神社・門前仲町
ご飯を食べたら歩きたくなるもの。高森町から阿蘇神社へは車で約30分ほどです。
阿蘇神社は、震災により倒壊してしまっておりますが、必ず復活します。だからこそ、今の姿も目に焼き付けて頂きたいです。ちなみに、阿蘇神社の楼門は「日本三大楼門」に数えられ、神社では珍しい仏閣の様式で建てられた二層楼山門式です。※Wikipediaより
阿蘇神社から続く門前仲町は、緑に包まれ、水の湧くステキな商店街です。
おしゃれなお店も多くて歩くだけで楽しくなっちゃいますが、実は15ヶ所の飲める水源(水基)があり、これを巡る水基巡りも人気です。
[external_link url=”http://www.aso-hifuri.jp/water.html”]
阿蘇人サイダーなんかもあるので、是非飲んじゃってくださいね。
阿蘇神社
住所:熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083−1
電話番号:0967-22-0064
http://asojinja.or.jp/
阿蘇神社を散策した後はココへ!大観峰!
写真は内牧温泉街からのもので、大観峰からではありませんが…。阿蘇五岳を高い位置から眺めることが出来ます。
夕暮れ時には空が刻一刻と移り変わっていく素敵な風景が広がります。空がこんなに広いんだ!と思わされること間違いなしです!
運が良ければ早朝は雲海も見れる大観峰。阿蘇に泊まったら早起きして雲海を見て頂けると嬉しいです。
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大観峰
住所:熊本県阿蘇市山田
押戸石の丘
大観峰から黒川温泉へと向かう212号線を少しだけ横道に逸れて立ち寄っていただきたいのが南小国町の「押戸石の丘」。大観峰からは車で20分位です。
入り口で200円支払うと、コンパスを貸してくれます。これを持って頂上の巨石群へ。石の近くにコンパスをかざすと、コンパスの針がクルクルと回ります。
巨石群はもちろんですが、見渡す限りの草原が広がる風景に感動すること間違いなしです!日本じゃないみたい!
押戸石の丘
住所:熊本県阿蘇郡南小国町中原
http://www.oshitoishi.com/
つづく
押戸石の丘から30分で黒川温泉へ
宿泊はやっぱり黒川温泉!温泉街の情緒と、それぞれ趣異なる露天風呂を巡れる入湯手形巡りが人気です。実は2009年版ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、温泉地としては異例の二つ星で掲載されたりもしています。そんな黒川温泉を100%楽しむのに欠かせないのが入湯手形です!
入湯手形の使い方は、以下にまとまっています。ちなみにモリナガは、もちろん全件制覇しました!
[external_link url=”http://www.kurokawaonsen.or.jp/free/free.php?intFreeKey=6&intKKey=3″]
全件入ってみて気づいたのですが、傾向としては中心部は「趣ある、いい意味でこじんまりとした作り」のお風呂で、泉質を楽しみながらゆっくりと入浴を愉しめ、少し中心部から外れると「ダイナミックな、自然に包まれて入浴を愉しめる」ような気がします。個人的には、中心部で2件泉質の違いなどを感じながらまち歩きを楽しみ、最後にダイナミックな露天で癒されるのがオススメです。夜9時まで入湯手形での入浴が可能なので、旅館へのチェックイン前に1件、夕食後に1件、次の日の朝からお散歩がてら1件入浴すると、1泊で泊まった旅館+3件のお風呂を楽しめちゃいます!
黒川温泉
住所:熊本県阿蘇郡南小国町黒川さくら通り
電話番号:0967-44-0076
https://www.kurokawaonsen.or.jp/
2日目:チェックアウト後はやっぱりココ!鍋ヶ滝へ
おそらく小国郷で最も人気のスポットである鍋ヶ滝。写真のように表から滝を見るのもステキですが、滝の裏側に入れます。
裏側から水のカーテン越しに見る風景も美しく、感動すること間違いなしです。
ちなみに、鍋ヶ滝はいろんな方々がきれいな写真を上げていただいておりますので、少しだけご紹介させて頂きます。
とってもフォトジェニックな場所ですので、ぜひぜひお立ち寄りくださいね!
鍋ヶ滝
住所:熊本県阿蘇郡小国町黒渕
お昼ごはんはあか牛を!木魂館
木魂館に併設されるお食事処「北里バラン」では、あか牛を一頭買い!自社でカットなどを行っているからこそのお得な価格で阿蘇のあか牛を味わえます。
この分厚いステーキが最高です!量があんまり食べれない方は、ステーキとご飯を2つなど頼んで、肉を分けて食べたらいいと思います。阿蘇のあか牛は、とっても美味しいです!
あか牛ってどんな牛?
褐毛和種(あかげわしゅ)は熊本系と高知系に分けられ、いずれも起源は韓牛と言われています。現在の「くまもとあか牛」は阿蘇、矢部および球磨地方で飼われていた在来種とシンメンタール種の交配により改良された固有種で、昭和19年に和牛として登録されました。あか牛は、耐寒・耐暑性に優れており、放牧に適し、性格がおとなしく飼育しやすいという特性を持っています。肉質は赤身が多く、適度の脂肪分も含み、うま味とやわらかさ、ヘルシーさを兼ね備えています。
参考URL:あか牛チャンネル(http://www.akaushi.jp/info/what.html)
[facility_link “木魂館”]
せっかくなら蒸し料理体験も!
杖立温泉では温泉蒸気で蒸す蒸し場を無料で利用可能です!杖立温泉街の中で売っている場所が少ないので、温泉街に入る前に212号線沿いにある豊作市場さんにて野菜や卵などを買っていかれることをオススメします。個人的には、ほうれん草を1分くらい温泉蒸気で蒸したら感動モノの美味しさでした!
お土産なんかも沢山あるので、是非、立ち寄ってみてくださいね!
[facility_link “豊作市場”]
帰りは日田IC方面へ
杖立温泉から日田ICへは約30分程度です。遊び足りなかったら日田のサッポロビール工場の見学をしてみたり、豆田町の散策をしてみたり、うなぎを食べてみたり、日田焼きそばを食べてみたりして頂けると幸いです。
豆田の街並み。横道に入るとおしゃれな店があったりと、ワクワクしながらのお散歩を楽しめます。
日田には美味しいうなぎ屋さんが沢山ありますが、個人的には戸山うなぎ屋さんが好きです。
さいごに
とても長文になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?最後までお付き合い頂きありがとうございます。
以前、福岡に住んでいたことがありますが、その際に自分自身が一泊二日で旅行したルートをご紹介しておりますので、そんなに行程に無理なく巡れるのではないかと思っております(その時は8時に福岡を出ました)。広域で言う阿蘇は、実は7つの市町村が集まっているもので、阿蘇山を中心にそれぞれに魅力あるエリアが広がっております。そして、それぞれの地域の風景がとっても美しく、ドライブにもオススメな地域です。是非、阿蘇に遊びにいらしてくださいね!
最後に、愛する阿蘇の風景です。
ではまた!!