【九州屈指の農業王国!】やつしろのおいしいもの巡り〜高木さんのバナナ編〜
豊かな自然に恵まれ、年間を通じて多くの農作物を生産する八代地域。そんな“やつしろのおいしいもの”を巡るこの企画、第五弾は何と八代産の「バナナ」!! とっておきのスイーツ情報や、生産農家さんへのインタビューとともに、昨年スタートした新プロジェクト「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」の取り組みをお伝えします♪
こんにちは!
熊本の旅×食がだいすきなたびーなです
突然ですが皆さん、「やつしろのおいしいもの」といえば何を思い浮かべますか♪
八代の農作物として全国的に有名なトマトや晩白柚のほかにも、九州、いや全国トップクラスの生産量を誇る野菜や果物がたくさんあるんです。
西に内海の不知火海、中央には水田平野、東には九州山地のほか球磨川や氷川などの清流が流れ、豊かな自然に恵まれている八代。まさに、全国でも有数の農業生産地帯!
「やつしろのおいしいもの巡り」第五弾の今回は、なんと八代産「バナナ🍌」に注目✨✨『株式会社たかき』さんのバナナを使用したグルメや、販売情報とともに、生産農家さんへのインタビューをご紹介します♪
『株式会社たかき』のバナナ✨
https://twitter.com/Takaki_BANANANA
『株式会社たかき』(熊本県八代市)で生産しているバナナは、栽培期間中農薬・化学肥料不使用で安心安全。
まずは、たかきさんのバナナを取り扱っている通販サイトやお店をご紹介します✨(バナナへのこだわりについては、記事後半のインタビューでご紹介しますね🐝)
『株式会社たかき』のバナナはこちらでお求めいただけます
1.ポケットマルシェ
作る人と食べる人を繋ぐ産地直送オンラインマルシェ「ポケットマルシェ」
現在バナナは好評につき売り切れですが、球磨川の水が育てた美味しいお米「球磨川急流米」を販売中。
2.trattoria Passione
氷川町のイタリアンレストラン「trattoria Passione」
昨年11月のドルチェ、
「自家製チョコレートジェラートと八代産無農薬バナナのキャラメリゼ」
で高木さんのバナナが起用されました😋
3.パティスリージョルジュマルソー
JR九州の「ななつ星」で料理を提供されてるフレンチの名店「ジョルジュマルソー」さんのパティスリー専門店「パティスリージョルジュマルソー」。
たかきさんの完全無農薬の国産バナナを使用したスイーツ、「キャラメルバナナ 」(ららぽーと福岡店)は甘みの中に程よい酸味があります!
店舗ごとにラインナップが異なるので、詳しくはインスタをcheck♪
“やつしろの農業”を支える『株式会社たかき』高木明日香さんにお話を伺いました!
今回ご紹介したバナナを作っているのは、熊本県八代市『株式会社たかき』の高木明日香さん。
就農のきっかけや野菜作りへのこだわり、これからの“やつしろの農業”に対する想いを伺いました。
🍌就農のきっかけ
(高木さんコメント)
鏡町貝洲で文政7年から約200年続く農家の7代目です。干拓直後に入植したことがわかっています。
代々農家だったので、後を継ぐものだと思って育ちました。洗脳と言われるかもしれませんが、農業は嫌いではなかったので抵抗もなかったです。
大学では米を専攻しました。
自然農法系で、古代米の緑米というのを研究している楽しい先生のもとで学びました。我が家は慣行栽培ですが、学ぶところは多かったです。
実はメインはバナナではなく、米や、キャベツやブロッコリーなどの露地野菜を多くつくっていますが、以前買った土地が野菜作りには向かないことがわかり、余らせておくわけにもいかないので、たまたま父の友人が株を持っていたバナナを植えてみました。
また私の友人が種苗会社に勤めていてバナナ苗を扱っていたので、偶然が重なってバナナ栽培することになり、土地を有効活用しています。
コロナ前は商談でシンガポールや香港に行くことがあったんですが、キャベツやブロッコリーを手土産にするのもつまらないなと思っていたところでした
インパクトのあるサンプルや手土産として、バナナならPR用にも使いやすいだろう、というのも作るきっかけになりました。
🍌『株式会社たかき』のこだわり
(高木さんコメント)
バナナ栽培では、米ぬかやもみがら、大量に出るバナナの葉や茎を肥料に加えています。
バナナのオーナー制度も開始し、なるべくお金をかけないままで収益を生み出す方法を考えています。
また米作りにおいては、種籾は温湯殺菌のみで処理し、生育中の防除もドローンを使って適期に、体系的に無駄がないよう行っています。
露地野菜栽培については、積極的に新品種を用いて比較試験を実施しています。
またバナナのオーナー制度も開始し、なるべくお金をかけないままで収益を生み出す方法を考えています。
🍌“やつしろの農業”への想い
(高木さんコメント)
3つのプロジェクトチームすべてに参加していますが、どれも全部面白いです。
クリーンな農業PTでは汚泥や食品残渣など、これまで焼却処分されてきた未利用資源の活用を検討しています。
実証実験についても、メンバーそれぞれがいろいろな作物で試せるのが八代の強みです。
環境負荷を低減しつつ、実験もいいデータが取れるといいなと思います。
違う作物のことは知らないことが多いので、メンバーの知識量に圧倒されながらすごく勉強になっています。
交流の場として今後も取り組みたいです。
高木さんが、“やつしろの農業”の未来を支える地元若手農業者14名と一緒に参加しているプロジェクトがこちら!
“やつしろの農業”の危機を救う新プロジェクト「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」
生産コスト増加や担い手不足、販路拡大などに重大な課題を抱えている“やつしろの農業”。2022年8月、そんなやつしろのピンチを救うため八代市、JAやつしろ、熊本県の3団体が連携し「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」が発足しました。
高木さんを含さんを含む地元の若手農家が3つのプロジェクトチームに分かれ、調査・研究、実証事業が行われます。
①省力化・担い手確保
②やつしろ農業の魅力アップ
③クリーンな農業
チームは違えどその目的はズバリ、稼げる農業と担い手の確保! 若い農業者や女性の働きやすさなど、“新しい農業の在り方”を追求するために頑張っています!
プロジェクトの内容や中間報告など詳細は「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」公式Instagramで発信しています。こちらもぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/yatsushiro_smart_agri/
やつしろのおいしいもの巡り第五弾、いかがでしたか?
それでは、たびーなの次回の投稿もお楽しみに♡🐝
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