【熊本随一の繁華街】上通・下通ってどんなとこ?【メインストリート】
熊本の上通・下通を動画と一緒にバーチャル散策!地元民目線の動画で、通りの雰囲気をリアルに体感。もちろん、散策途中に立ち寄りたい人気グルメ&カフェ情報も満載です!

📜 この記事の目次
熊本のメインストリート「上通・下通」ってどんなとこ?
県外から熊本に遊びに来てくれる皆様が熊本城と並んで必ずといっていいほど訪れる場所、それが「上通・下通」ではないでしょうか?
まずは地図で位置関係をチェック
ちょっと簡単に位置関係を整理。
こんな感じです。
【観光前に知っておきたい】間違いやすい読み方!
ちなみに、県外の人によく間違われるのが
「上通」→「かみとおり」
「下通」→「しもとおり」
どちらも濁りません!
活気あふれる熊本最大のアーケード「下通(しもとおり)」
まずは下通。
全国でも有数の規模を誇る商店街
高さ地上10m、道路幅員15m、長さ511mと全国的に見てもかなり大きなアーケード。
~下通商店街公式ホームページより~
下通り商店街は、新市街・上通商店街の中央に位置し、熊本を代表する中心商店街ですが、第2次世界大戦の空襲により全商店街が焼失し、又、昭和28年の未曾有の大水害による被害を受けました。
それを機に行政区画整理によって、道路幅員9mを15mに拡張して、歩道両側各3mに片側アーケードを建設し、商業基盤を確立しました。
昭和22年 下通り繁栄会(任意)を設立。昭和44年1月~11月 新天街・2番(任意)各振興組合、昭和45年9月~46年1月3番街・4番街(任意)各振興組合が全蓋アーケード(511m)を建設。歩行者天国となりました。
昭和53年5月 新天街・2番街・3番街・4番街各振興組合を設立。昭和62年7月(新天街)、平成2年8月(2番街~4番街)の二期に分け、全蓋アーケード及び歩道の前面建替工事を完成。
規模、構造、各実共に他都市に類を見ない近代設備を完備した高層アーケード街にリフレッシュしました。
【動画】下通を端から端まで歩いてみた!
下通の入り口から出口まで、歩いてみました!
アパレルブランドの路面店や昔ながらの商店、ドラッグストアや飲食店が並びます。
実際に歩いてみると、このアーケードの長さを実感できます。
下通の終わりは、PARCO前にある、「玉」?「球」?「丸」?熊本県民のおなじみのオブジェです。
【下通エリア】おすすめスポット
【郷土料理】紅蘭亭 下通本店
熊本名物「太平燕(タイピーエン)」発祥の店のひとつとして知られる老舗の中華料理店です。ランチもディナーも多くの人で賑わいます。
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【郷土料理】郷土料理 青柳
馬刺しやからし蓮根、一文字ぐるぐるなど、熊本ならではの郷土料理を一通り味わえるお店。県外からのお客様のおもてなしにも最適です。
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【屋内スポット】蔦屋書店 熊本三年坂
下通から直結している大型書店。書籍だけでなく雑貨やカフェも併設されており、雨の日でもゆっくりと時間を過ごせるスポットです。
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【郷土料理】菅乃屋 銀座通店
熊本を代表する馬肉料理の専門店。専門店ならではの新鮮で高品質な馬刺しや、にぎり、焼肉、鍋など多彩な馬肉料理を落ち着いた空間で堪能できます。記念日や会食など、特別な日のディナーにも最適です。
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【喫茶】珈琲中川
昭和35年創業、下通で長年愛される純喫茶。重厚でレトロな雰囲気の店内で、サイフォンで丁寧に淹れられた本格的なコーヒーが味わえます。日常を忘れさせてくれる静かで贅沢な時間が流れており、買い物途中の休憩にもおすすめです。
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【純喫茶】珈琲アロー
昭和39年(1964年)創業、花畑町にある伝説的な名店。メニューはなく、提供されるのは登録商標でもある「琥珀色の珈琲」ただ一つ。
砂糖もミルクも置かないというこだわりで、丁寧に豆の良質な成分だけを抽出した唯一無二の一杯は、国内外のファンを魅了し続けています。マスターとカサブランカが彩る静謐な空間で、至福の時間をお過ごしください。
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下通から上通へ!熊本城を望む絶景スポット「通町筋」
さて、この横断歩道を渡ると「上通」。
~上通商栄会 公式ページより要約~
明治時代、西南の役で焼け野原となった後、県庁や師範学校などが置かれた文教地区として発展。役人や学生向けの書店や洋服店が創業したのが商店街の始まりとされています。
昭和28年の「6・26水害」で甚大な被害を受けましたが、復興を遂げ、昭和35年(1960年)には熊本初となるオーニング(日よけ)を設置。
平成10年(1998年)には現在の高いアーケードと木製の歩道が完成し、美術館の開館などを経て、熊本の「歴史と文化の街」として親しまれています。
しかし、ここの横断歩道も侮るなかれ、熊本城と路面電車が一緒に撮影できるスポット、全国のテレビでも熊本の天気を伝える際には背景として使用される、「通町筋」です。
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まだまだ熊本地震からの復旧が続く熊本城の今を垣間見ることができます。
落ち着いた雰囲気が魅力の「上通(かみとおり)」
さあ、それでは続いて上通を歩いてみましょう!
木のぬくもりを感じるおしゃれな通り
下通と比べると木をふんだんに使って落ち着いた雰囲気です。古くから続くお店が多い気がしますね!
【動画】下通との違いを感じながら散策
【上通エリア】おすすめスポット
【屋内スポット】長崎書店
明治22年創業の、地元で長年愛されている書店。地域や文化に関する本が充実しており、ギャラリーでは多様なイベントも開催されています。本を探すだけでなく、熊本の新たな文化に触れる体験ができます。
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【スイーツ・お土産】まるいわ
明治30年に馬具商として創業した歴史を持つ、上通の老舗。現在は「菓舗」として、どら焼きの概念が変わる新感覚の和スイーツ「あんさんどら」を販売。
パリで活躍する熊本出身のフレンチシェフが監修し、生地には老舗酒蔵の甘酒や県産レンコン粉を使用。唯一無二のもっちりしっとりとした食感が楽しめます。店内のカフェでは、ドリンクセットやパフェでその味をゆっくりと堪能できます。
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【カフェ】岡田珈琲 上通店
1940年創業。自家焙煎の美味しいコーヒーが味わえる熊本の老舗喫茶店。散策の休憩にぴったりの、どこか懐かしい落ち着いた空間が魅力です。
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【カフェ】喫茶マーノ
レトロでポップな空間に、正装のマスターが立つ喫茶店。マスターが作り出す心地よい緊張感の中、ジャズやクラシックが流れます。
丁寧にハンドドリップで淹れる珈琲はもちろん、惜しまれつつ閉店した人気店のレシピを継いだという絶品ティラミスは必食。マスターとの会話もこの店の醍醐味です。
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【スイーツ】蜂楽饅頭 上通店
県民に長年愛される回転焼きのお店。たっぷりの蜂蜜で仕上げた、優しい甘さの白あんと黒あんがあり、食べ歩きに最適です。
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【カフェ】OMOKEN PARK
国内外で受賞歴のある有名建築家が設計した、公園のようなカフェ。中と外が緩やかにつながるミニマムな空間で、中庭を抜け屋上へと続くユニークな造りが魅力です。
屋上のドーム型テントでコーヒーを味わう特別な体験も。厳選された絶品コーヒーを片手に、アートやイベントにも触れられるスポットです。
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【和カフェ・甘味処】あまみや
「体に良いものを美味しく」がコンセプトの和カフェ。茶道家も絶賛する高級抹茶や十勝産あずき、肥後の伝統野菜など、選び抜かれた食材のみを使用。季節ごとに内容が変わる絶品のパフェやあんみつが人気です。
店内には掘りごたつもあり、買い物の合間に心も体も癒されるひと時を過ごせます。
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上通・下通のよくある質問(Q&A)
Q1. 上通と下通、どう違う?どっちがおすすめ?
A1. 活気があり、ファッションやグルメのお店が多いのが「下通」、少し落ち着いた雰囲気で、老舗やこだわりの個人店を巡りたいなら「上通」がおすすめです。まずは下通を歩き、疲れたら上通のカフェで休憩する、という楽しみ方も良いでしょう。
Q2. 雨の日でも楽しめますか?
A2. はい、もちろんです。上通・下通ともに全長のほとんどが屋根のあるアーケードなので、雨の日でも濡れることなくショッピングや食事を満喫できます。熊本観光で天気が悪い日のプランとしても最適です。
Q3. アクセス方法は?
A3. 最寄りの交通機関は熊本市電(路面電車)です。「通町筋(とおりちょうすじ)」電停で降りると、目の前が上通と下通の交差点です。JR熊本駅からは市電A系統「健軍町」行きに乗って約17分です。周辺には有料駐車場も多数ありますが、週末は混雑するため公共交通機関の利用が便利です。
まとめ:熊本の「ながーーーい」アーケードを歩き尽くそう!
いかがでしたか?熊本の中心を貫く、日本でも有数の長さを誇る上通・下通アーケード。ファッション、グルメ、カルチャー、そして歴史まで、この一本道には熊本の物語と魅力が凝縮されています。
活気あふれる下通で刺激的な時間を過ごすもよし、落ち着いた上通の老舗で穏やかな時間を楽しむもよし。天気を気にせず一日中楽しめるこの場所なら、その日の気分で最高の過ごし方が見つかります。
この記事で紹介したお店は、そのほんの一部。次に熊本を訪れる際は、ぜひあなただけの「とっておき」を見つけに、この長くて楽しい散歩道をゆっくり歩いてみてくださいね。
※この記事は、2018年5月に書かれたものを2025年9月に再編集したものです。