【災害の経験を活かす!】熊本県庁に楽しみながら学べる防災センター展示・学習室が登場!
地震・風水害などの災害の教訓を活かし、次世代に伝えるための展示・学習室が県防災センター1Fに新設! VR体験もできる施設に、家族や友人と行ってみましょう!
県庁敷地内に新しく建設された熊本県防災センター
熊本地震からの復興のシンボルとして建てられた『ワンピース』のルフィ像がある熊本県庁。
本館から入れば、麦わらの仲間が迎えてくれます。
本館1Fの情報センターではルフィのカードも頂けます。
その同じ敷地内の新館裏(熊本テルサ側)に、新しく『熊本県防災センター』が建てられました!
1Fの展示・学習室は、一般のかたも無料で見学・VR(バーチャル・リアリティ)体験などができます。
特に、熊本県の立体地形図に投影されるプロジェクションマッピングは圧巻!
「地震災害」「風水害」「火山災害」の3種類が選べて、それぞれ約5分間、音と映像で過去の災害について語られます。
線状降水帯が、こんなに熊本県の上を覆っていたとは!?
VRは、まるで自宅のリビングにいる感じ。
ここで、突然「地震」や「水害」にあったら、どうするの!?とリアルに感じる体験ができます。
あ、13歳未満は機器の仕様上、VR体験できません。ゴメンネ。
様々な防災グッズで、災害に備えよう!
あれ、きれいな花の鉢植えが……。
実はこれ、「防災インテリア」なんです!
ふだんは美しい造花ですが、災害時にはプラスチックの鉢がバケツとして利用できます。さらに、簡易トイレにも変身するスグレモノ!
ごくフツーの背広に見えるでしょう。
でも、左はバッグ、右は簡易マクラに変身する防災スーツなんです。
備蓄用のミネラルウォーターや食糧も色々ありますね。
ん!?
やきとり?
自衛隊員に人気! とな。
「陸上自衛隊戦闘糧食モデル」だそうです。
自衛隊公式キャラクターも可愛いし。
備蓄用食糧の情報を得られるのも面白いですね!
他にも段ボールトイレなど、災害に備えて準備しておくといいモノが並んでいます。
友達同士やファミリーで防災について学ぼう!
『防災ハンドブック』や、『ひとり親家庭のための いつも もしも の安心術』など、防災関係のパンフレット類も揃っています(無料)。
ただ展示を見るだけでもためになるのですが、防災のプロによって楽しく学ぶことができるのが、この防災センター展示・学習室の特長です。
5名以上集まれば「自助」「共助」について防災研修が受けられるので、家族やお友達同士でもOK!
個人の防災行動計画「マイタイムライン」を作成するコースや、地区防災計画の作成に関するコースなど合わせて8つ。所要時間は60分程度から(2週間前までに要予約)で、詳しくは県ホームページでご確認ください。
熊本県では2016年4月に熊本地震が起き、2020年7月に球磨川が氾濫した「令和2年7月豪雨」が発生しました。活火山である阿蘇中岳も噴火をくり返しているし、様々な被害にあってきました。それら過去の災害の経験や教訓から今後の対策を考え、たくさんの人に防災について考えてもらおうというのが『熊本県防災センター展示・学習室』なのです。
熊本地震の発生時、災害対策本部は防災センターのある新館10階に設置されましたが、なにしろ停電でエレベーターが使用できず……。
蒲島知事はじめ、防災担当の県職員や自衛隊など各機関関係者が、新館10階の防災センターまで、何度も階段を上り下りするはめになったのです。
そんなに大変だったとは、つゆ知らず。
公務員の皆様、お世話になります。
その教訓を活かし、災害対策本部は、この『熊本県防災センター』2階に設置され、災害対応に必要な機能が集約されています。
熊本県では、災害の教訓を次世代に伝えるため、被災した9市町村(熊本市、宇土市、宇城市、阿蘇市、大津町、西原村、南阿蘇村、御船町および益城町)を回遊する「震災ミュージアム構想」を進めています。
2023年7月15日には、南阿蘇村の旧東海大学阿蘇キャンパス(『ワンピース』のニコ・ロビン像があるところ)の震災遺構隣に、『震災ミュージアムKIOKU』もオープン!
地震・大雨・火山の噴火等、自然現象は止められません。でも人間の生活に害をおよぼす時に、「災害」と呼ばれます。少しでも被害を減らすため、できることから始めましょう!
[…] 熊本県防災センターに見本が展示してありますよ。 […]