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最強のおでん屋はココ 食いしん坊の天草人が足しげく通う店 お食事処 丸高


天草の中央部、本渡は天草における“まち”の機能と、“門前町”“交通の要所”など複数の要因から天草の政治経済の中心として栄えてきました。人口が大きく減っていく天草において唯一緩やかな減少を続けています。

近年、郊外型のショッピングセンターなどが出現し、町の姿は以前と大きく変わりました。

町の中心であったアーケード商店街も寂しくなりました。それでも夜になるとおいしい料理とお酒を求めてアーケード周辺の飲食店に人々が集まります。今回は、私が天草にいたころ、多い時には週5日、私が最も通った居酒屋を紹介します。

天草の人ならだれでも知ってる銀天街アーケード。一本入った路地にあるのが“お食事処 丸高”。一見すると、どの町にもありそうな“気軽に入れる”いたって普通の居酒屋です。

広めの店内は小上がりが4か所とテーブル席4つ、大きめの小上がりが1つ、個室が1つ。2階にも宴会場があるが使われることはとても珍しい。そして、勝手に決めた「私の席」は店の中央に鎮座するおでん鍋を囲むカウンター席にあります。

創業は昭和37年5月、おでんと焼き肉の店として本渡の大浜町に開店。「焼肉屋としてはかなり早いほうだったよ」とご主人。勢いづいて一時は熊本市内の銀杏通り界隈に出店もしたことがあるそうです。

現在の店舗は「支店」として昭和63年に開店。後に隣の中華料理屋さん、お菓子屋さんの移転に伴い店舗を拡張、その結果、面積は倍になりました。

おでんが看板料理であるから、当然おでん目当ての客も多く、たしかに鍋持参で晩御飯用にかなりの量を持ち帰るお客さんをたまに見かけます。おでん以外のメニューも充実しており、開店から早めの時間は家族連れも多く来店する。

しかし、この店がにぎわい始めるのは夜9時を過ぎてから。深夜になれば二件目三件目のお客さんであふれかえる。さみしくなった商店街もここだけは別のようです。

いつもの“おでんカウンター”に滑り込み目前のおでんをつまみながら生ビールでのどを潤す。

 

おすすめは出汁をたっぷり含んだ厚揚げと天草名物燻製かまぼこ。継ぎ足し継ぎ足しの出汁は絶品。おでんは、卵、魚のすり身を揚げた「テンプラ」、すじ、イワシバーグ、ごぼてん、ダイコンなど。減っても減っても補給される種の数々は頼もしい限り。鍋から直接自分で取ることも可能だが、ベテランのお姉さま方にひと声かけて引き上げていただこう。

次は海のもの。店内に生け簀もあり、ましてここは天草、まずは刺身を注文する。さばかれる間、おでんをもう一本。

当然季節によって旬は変わるが、冬場はやっぱりコノシロ。ツウは「鷹の爪」を醤油に溶かしピリッとやる。少量でもかなりの効き目があるので、注意しましょう。

ビールの次はひや酒もよいが、ここはやはり地元の焼酎天草の古酒をお湯割りで。

透明感のある米焼酎を時間をかけてまろやかさを導き出した逸品、県外のファンも多い。

ぜひ頼んでほしいものは「きびなごの天ぷら」だ。注文すると予想外の形で登場する。

小さな身を丁寧に開いてあるのだ。一緒に出されるツユもよいが、別に頼んで塩で食べるのもよい。さくさくふわふわの触感がおいしさを倍増させる。

さらになじみの客が必ず注文するのが卵焼き。少し甘めで口に入れるとふわっと柔らかい。何より見た目が美しい。卵焼きはこの美しさがおいしさの構成要素のひとつと言っていいだろう

この店には、最後の〆でやってくる客も多く、腹を落ち着かせるのにごま油の香りが香ばしいちゃんぽん、皿うどんのほか、うどん、ざるそばも人気だ。飲んだ後、野菜たっぷりのちゃんぽんには見た目及び腰になるが、意外と完食できるのは、スープのおいしさのせいだろう。

最近ではうわさを聞き付けたグルメな著名人も姿をみせているとの情報が・・・。

と思ったら、ブログにアップされていました。
http://ameblo.jp/watabearuki/entry-12259292154.html

はじめてのお客様は、まずは、おでんカウンターへ。地元に愛される店は、もちろん旅人も優しく受け入れてくれるでしょう。

住所:熊本県天草市中央新町12
電話:0969-23-4728
定休日:月曜日
駐車場:無し

iwami

iwami 1964年天草生まれ、2016年まで天草宝島観光協会の事務局長を務め、地元はもとより各地奔走。おでんと日本酒をこよなく愛する自称ナイスミドル。

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