第四回 『夏目友人帳』だけじゃない!熊本県南エリアを舞台にしたAGC作品!
近年、熊本県が舞台のAGC(アニメ、ゲーム、コミック)作品といえば『夏目友人帳』ですが、熊本県を舞台(モチーフ)にしたAGC作品は、まだまだあるんです!今回は、熊本県の南エリア(人吉球磨、芦北)を舞台とした作品をまとめて紹介します!
熊本県を舞台としたアニメ漫画などのサブカルチャー担当、あめくまです。
熊本県を舞台としたアニメ、漫画作品といえば、なにが頭に浮かぶでしょうか?
おそらく一番有名なところでは、夏目友人帳ではないでしょうか?
夏目友人帳といえば、熊本県南の人吉球磨地域がモチーフになているのではないかと言われていますね。
ですが、人吉をはじめとする県南エリアを舞台とする作品はまだまだあるのです。
今回は、そんな県南エリアを舞台とした作品をご紹介します!
鉄道×地域復興「まいてつ」
「隈元県御一夜市」を舞台に、地元鉄道と地域復興をテーマにしたノベルゲーム『まいてつ -pure station-』。
こちらは人吉市とくま川鉄道を主なモデルとしています。
地方鉄道を活用した地域の活性化が作中のテーマとなりますので、舞台である(御一夜=人吉)の観光地が多く作中に登場します。
焼酎や球磨川下り、鍛冶屋町通り、温泉などなど、多くの人吉名物が紹介されていますので、観光促進ゲームとしても楽しめるかもしれません。
また、作中では蒸気機関車をはじめとする鉄道話が多く取り上げられています。
人吉駅のすぐ近くには人吉鉄道ミュージアムや機関車庫もありますので、この辺りを回ってみると作中の雰囲気を感じることができるかと思います。
ゲーム発売から数年が経過していますが、人吉駅近くには本作を紹介する看板が設置されたり、2018/2019年には「人吉まいてつ祭」が開催されたりと、現地での作品展開が多々実施されています。
豪雨被害や新型コロナウイルス下の影響もあり色々と難しい状況ではありますが、いわゆる「ずらし旅」を心掛けて、舞台探訪へと赴いてはいかがでしょうか。
多数の作品に登場!青井阿蘇神社
人吉で有名な観光地といえば、国宝指定もされている青井阿蘇神社ではないでしょうか。人吉駅から徒歩圏内というのも便利ですね。
有名な観光地なだけあり、青井阿蘇神社もいくつかの作品で登場しています。
前述の『まいてつ』では、御一夜の歴史ある神社として、また、『夏目友人帳』関連では、2021年に公開された熊本県による人吉地域PR動画にて登場しています。
このあたりを予習してから現地に行けば、より一層楽しめるかと思います!
山の次は海!芦北町
さて、次は人吉から西へと向かった先にある海沿いの町、芦北町。
人吉から芦北町は車で小一時間程度ですので、人吉と合わせて観光することも可能です。そして、芦北町と言えば、『放課後ていぼう日誌』の舞台として話題になりましたね!
近年では、肥薩おれんじ鉄道さんのラッピング列車、佐敷駅での原画公開などをはじめ、様々なコラボが実施されていますね。
ラッピング電車の運行スケジュールはこちら。
「放課後ていぼう日誌」の聖地については、わたしのブログ『あめくま。 アニメん名ゼリフば熊本弁にすっばい』やおるとくまもとでも以前紹介記事を書いていますので、合わせてどうぞ!
ていぼう部の部室や鶴ヶ浜海水浴場をはじめ、釣具店や街並みも漫画・アニメそのままの風景が見られますので、芦北町にもぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
特に、作中に「たこひげや」として登場する釣具店「てんぐや」は、放課後ていぼう日誌のコラボグッズやサイン色紙なども数多く置いてありますのでオススメです。
もちろん釣り道具も豊富な品揃えですので、買い揃えてそのまま釣りへGo!も可能です。
また、漫画家・村枝賢一先生は熊本は芦北町がご出身ということで、作中に芦北関連が多々登場しています。
特に『妹先生 渚』では芦北大橋や芦北町漁協など、芦北町でも印象的な場所が描かれています。
その他にも、実在する芦北町の特産であるサラダ玉ねぎが登場したり、これまた実在のイベントである芦北伽哩街道が紹介されているなど、現実とリンクしている点が多く楽しめます。
ふと立ち寄った「道の駅たのうら」では、芦北を代表する三要素を村枝先生が描いた顔出しパネルが展示してありました。
このように、村枝先生は芦北町ふるさと納税の返礼品グッズや上記「芦北伽哩街道」のイラストを描かれていたりと、芦北町に根付いたご活躍をしていらっしゃるようです。
熊本の漫画アニメを応援している身としては、いつかお目にかかれたら……と思っています。
まとめ
今回、熊本県の南側、人吉~芦北町を舞台にしている作品を紹介してみました。
ぐるっと周る程度なら1日あれば観光できます!だんだん暖かくなってきましたし、この春の小旅行にいかがでしょうか?
今回紹介したスポット
[…] 芦北町やその周辺でも多くの地元コラボをしており、その模様は過去の記事で記載させていただきました。 […]