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おるとくまもと編集部

山鹿の古い町並みを行く人気の「米米惣門ツアー」&麹グルメを体験!!

みなさんこんにちは。キシタです。季節はすっかり秋になりましたね。いかがお過ごしでしょうか?さて、秋と言えばお出かけシーズン。今回は日帰りで、地元の方と交流しながら街あるきができてしまう山鹿の「米米惣門(こめこめそうもん)ツアー」をご紹介します!このツアーの一番の特徴は、各商店の方々がリレー形式で案内をしていただけるところです。一度に色々な方の個性豊かなお話が聞けてとても楽しいですよ!

米米惣門ツアーについて

酒蔵・味噌蔵・米蔵から光専寺まで約200m(約1時間)
◆参加料
600円(お土産付き)
◆お休み
水曜日(木屋本店・千代の園酒造・せんべい工房はそれぞれ見学できます)
◆集合場所
千代の園酒造駐車場
◆主催
下町惣門会
◆お申込み
山鹿温泉観光協会 0968-43-2952(9:00~17:00)
http://comecome-soumon.com/index.html

米米惣門ツアー開始!

さてさて、最初のご案内役は、創業185年、麹や味噌、甘酒等の発酵食品を作り続ける木屋本店9代目の井口裕二さんです。

【キシタ】
井口さん、今日はよろしくお願いします。さて、早速ですが「米米惣門ツアー」の始まりについて教えてください!

【井口さん】
ここ山鹿は2000年頃にNHKの連ドラ(オードリー)の撮影地になり、多くの方にお越しいただけていたのですが、お客様をご案内する仕組みがありませんでした。また、その後も、地域の活性化をしっかりやっていかねばならないという危機感もあり、自主的にこのツアーを始めたんです。試行錯誤でいろんな苦労がありました。
はじめは年間100~200名程度でしたが、お陰様で今は6~7,000名の方にご利用いただいています。海外からもお見えになるんですよ。
そして、菊池川流域にあるこの下町惣門は、米の集積地であったことから造り酒屋、味噌蔵、米蔵など米にまつわる商売が栄えていきました。今も、当社を含む数件が商いを続けています。このような背景から米米惣門ツアーと名付けられているんです。

【キシタ】
なるほど、よくわかりました!
さすが歴史を感じる老舗の風格です。

店の奥で井口さんから下町惣門の歴史や木屋本店の歴史を教えていただきます。

作りたての麹に触れることのできる貴重な機会です。

できたての甘酒を試飲。自慢の甘酒だけあって、本当に美味しいです。近々、「おるとくまもとSHOP」でも取扱いを始めます!

さて、井口さんに連れられて次のポイント「千代の園酒造」さんに向かいます。

木屋本店
〒861-0501 熊本県山鹿市山鹿1820番地
TEL 0968-43-2301
営業時間 9:00~17:00
※土・日・祝日は早めに閉店する場合があります
http://kouji-kiya.kumamoto.jp/

約120年の歴史を誇る造り酒屋「千代の園酒造」

次に向かった先は「千代の園酒造」さん。ここからは社員の本田さんにご案内していただきました。会社と商品を愛する思いに触れると、またここのお酒を飲みたいという気持ちになりますね。ここでは資料館で蔵の歴史や先人の知恵を知ることができました。

キシタ「本田さん、こんな大きな石が持ち上がる訳ないですよ。。。」

キシタ「うわっ!軽い!」

本田さん「でしょう?小学生でもできるんですよ。機械のなかった時代は知恵と工夫で仕事をしやすくしてたんですね。」蔵の敷地内には水神様8体のほか田の神様など約40の神様がお祀りしてあるそう。

杉玉(酒林とも言うそうです)。毎年かけかえられるそうで、緑色の杉玉は「新酒が出来ました」という合図にもなるそうです。


試飲を我慢して、今日は匂いだけ。お土産に1本買って帰りました。千代の園酒造さんのお酒も近日中に「おるとくまもとSHOP」でお買い求めいただけるようになります!

社名  千代の園酒造株式会社
創業 明治29年
所在地 熊本県山鹿市山鹿1782
電話 0968-43-2161
URL:https://www.chiyonosono.co.jp/

 山鹿の人々にとってのよりどころ「光専寺」

次に向かったのは約440年の歴史を誇る光専寺。ここからは「せんべい工房」のご主人阪梨文夫さんです。この方とにかく明るくて物知り。出会って1~2分で阪梨ワールドに引き込まれていきました。少しだけお寺に触れると、江戸中期、山鹿一の米問屋になった「宗方屋利助(むなかたやりすけ)」さんが、地域への恩返しのために私財を投じて「一切経」なる3,000本もの経典を、命がけで大阪まで手に入れに行ったそうです。現在は納骨堂として利用されている蔵は、その昔経典蔵だったそうです。皆さん「マニ車」って聞いたことがありますか?蔵の中の経典棚は回転するようになっていて、一度回すと3,000本の経典を読んだのと同じ効果があったというありがたい蔵だったそうです。
歴史ある立派な楼門です。

熊本城の建築材料を使って作られたそう。阪梨さんからは聞けば聞くほど、奥深い話が出てきます。

江戸中期に経典を購入した際の契約書が残っているのです!

昔、経典蔵として使われていたものが現在も残っています。

本日の〆は手焼き米せんべい せんべい工房

さあ、本日のツアーの〆はここせんべい工房です。先ほどからの阪梨さんの軽快なトークと手ほどきを受けながら1枚1枚せんべいを焼きます。私も生まれて初めてせんべいを焼きましたが、これがなかなか上手に焼けません。でも、自分で焼いた出来立てのせんべいは最高に美味しいですね!

これがせんべいの材料です。

焼き方のレクチャーを受けて・・・いざ!

左が阪梨名人。右が素人キシタの作品。キシタが焼いても全くふっくら焼けません。ん~難しい。

せんべい工房
和菓子製造販売
熊本県山鹿市山鹿1799
TEL:0968-43-3158
営業時間/9:00~16:00 不定休
URL:https://www.umaka-yamaga.com/shops/detail.php?shops_id=9

さて、いかがでしたか?今回は約1時間のツアーでしたが、あっと言う間に過ぎてしまいました。今回3名の方に案内していただきましたが、それぞれ個性あるキャラクターに触れ、地元への思いを感じることができた素晴らしい内容でした。皆さんも是非、一度体験されることをお勧めします!

このほか、山鹿には麹を使用した食材が豊富にあります。

原田食品製造所の「発芽玄米麹入り食べる甘酒」

「全国米・食味分析鑑定コンクール」で日本一に輝いた、地元山鹿市の契約農家のこだわりの米。
社長の原田さんは、目の届く場所、顔の見える人たちに信頼を置き、昔ながらの地元の米農家と蔵との連携が大切だと考えます。
日本一の米を発芽させることで食べやすく、豊かな滋味。玄米自体にも豊富な栄養素と食物繊維が含まれ健康にも抜群です。
ふわりとやわらかな甘さ、ぷちぷちもちもちの食感がリズミカルなおいしさを楽しめますよ。
「和製ヨーグルト」といわれる甘酒を麹の力に満ちた和のジュレにした「食べる甘酒」。是ご賞味ください!
社長の原田さん。「おるとくまもとSHOP」での取り扱いも近いので是非、お楽しみに!

有限会社原田食品製造所
〒861-0331熊本県山鹿市鹿本町来民1166-2
Phone: 0968-46-2159
URL:http://higo453.com/

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熊本の食と観光をPRしたい!おるとくまもと編集部は熊本の新しい魅力を発見するために日々県内のいろんな所でいろんなモノやコトを探しています。

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