【ギフトにおすすめ】かすみ草をシックに染めた花束は母の日にも!
熊本県が全国一の生産量を誇る「かすみ草」。 宇城市戸馳島のかすみ草農家「オザキノウエン」の嫁“かすみ”さんが手掛ける花束は、センス抜群でオシャレなかすみ草が主役なんです。幸せをお届けするギフトボックスも大人気! 注文はインスタから!
感謝を伝えたくなる、かすみ草オンリーの花束
何この花束、かすみ草だけ!?
しかも、なんて微妙なニュアンスのあるカラーなの!?
手に持ちやすく、テーブルにも置きやすい、このステキな花束を企画したのが、『オザキノウエン』の尾﨑佳子美(おざき・かすみ)さん。
かすみ草農家の娘さんだから、そう命名されたのかと尋ねると、佳子美さんは「いえ、かすみ草農家に嫁いだ“かすみ”です」って。
ええええっ!?
「かすみ草は扱いやすいんです。ドライフラワーにもしやすいし、色が落ちることもないし」と語るのは、 スタイルのいいママさんなんですけど。
佳子美さんは、「花束を渡すタイミングって、『ありがとう』『おめでとう』『大好き』などの気持ちを伝える時ですよね。かすみ草の花言葉は“感謝”なんですよ。その思いを乗せて、かすみ草の花束を贈っていただきたいですね」。
「感謝」という花言葉から、JAグループくまもと花き部会では毎年秋に「いい夫婦の日はカスミソウ」キャンペーンを開催。他にも、かすみ草の花言葉は「幸福・清らかな心・無邪気・切なる願い・親切」など。
母の日でも記念日でも誕生日でも、いつでも「幸福」を贈れます。
プロポーズのために、両手に抱えるほどの真っ白い花束を注文した男性から「おかげでプロポーズ成功しました!」とお礼を言われることもあったそうです。
「人生の節目に、数あるお店の中から私たちオザキノウエンを選んでいただけたことが、とても有り難いです。そしてお喜びのお声を頂くと、本当に嬉しいですね。かすみ草なら花瓶に挿したままでドライフラワーにできるので、思い出と一緒に花束も残していただければ……」と佳子美さん。
生産者ならでは! 新鮮なまま産地直送!
結婚前、ウエディングプランナーだった彼女は、結婚式で余った花をもらう機会もありました。しかし生産者に嫁いで知ったのが、「花の新鮮さが全然違う!」ということ。
さらにお客様から「オザキノウエンさんのかすみ草は、粒が大きい!」と言われるそうですが、新鮮だから、乾燥して縮こまっていないのかもしれません。
半世紀ほど前、夫の尾﨑弘敏さんのお祖父様が、花を育て始められました。今では2代目であるご両親と若夫婦で、大切に花を栽培されています。
かすみ草は、見た目のとおりデリケート。
寒すぎたり暑すぎたりするとうまく育たないので、ハウスで管理しています。
そんなかすみ草の染め加工を担当されるているのが、2代目が編み出した独自の染色技術を受け継いだ3代目の弘敏さんです。
好みの色にするために粉を調合し、気温や湿度などを見計らって、最適なタイミングで色を吸わせるのに、プロの技術が必要なのです。
上の写真左は、サーモンピンク。
右は、「流行のくすみピンクにして」というお客様の要望を受けて調合した、ミスティピンク。大人っぽいシックな色合いですね。
何色を何グラム調合するか……という微妙なサジ加減で、どんな色でもできるそうです(が、注文受付は56色)。
「染め粉は化粧品にも使用されるもので、環境にも優しいものを採用しています。お客様からよく驚かれるのが、カラーバリエーションの豊富さですね」と佳子美さん。
母の日に販売する鶴屋百貨店では、6色ごとの花束と、各色組み合わせたカラフルな花束が並ぶ予定です。
相手の好みの色を贈ったら、喜ばれること間違いなし!
アイドルやキャラクターなど、“推しカラー”を買うのもいいですね。
様々な色の競演!
カラフルな花束も目を引きます。
センスのいいパッケージにもこだわりが
お花だけではなく、パッケージも可愛くしたい。そんな願いから生まれたのが、このギフトボックスです。
もう、箱ごと飾っておきたくなっちゃいますね!
英語で「かすみ草」はBABY’S BREATH(赤ちゃんの吐息)。ベイビーとは赤ちゃんや愛しい人のことで、スヤスヤ眠っている吐息を聞けば、この上ない幸せを感じます。
ボックスには、HAPPINESS IS TO HOLD FLOWERS IN BOTH HANDS.(幸せとは、両手いっぱいの花)など、オザキノウエンさんからのメッセージが散りばめられています。
隅っこに小さく、「NO RAIN, NO FLOWERS」の文字が。
「雨がなければ花も咲かない」って、そのとおり。雨の日の憂鬱さが吹き飛びそうです。
佳子美さんは「お花の気持ちを書いてみました(笑)」
底に小さく「OUR FLOWERS BRING MORE COLORS AND HAPPINESS INTO YOUR LIFE.」とさりげなく書いてあります。「私たちの花が、あなたの人生をより彩り豊かにし、より幸せをもたらしますように」という意味でしょうか。
佳子美さんは、「私たちの強みはカラーバリエーションです。だからかすみ草を飾ることで、お客様の人生に彩りを与えることができたら……という気持ちを込めました」。
箱を開ける前から、あちこち読んでしまいそうですね。
全国一の生産地で、色彩をあやつる”神の手”とは?
実は熊本県は、かすみ草の栽培面積・出荷量共に全国トップなんですよ!
しかもオザキノウエンがある宇城市の戸馳島(とばせじま)は、『みすみフラワーアイランド』でも知られる花の名産地。島全体が洋ランか、かすみ草の農家です。
佳子美さんが嫁いだ頃、農園では短すぎるなどの理由で市場に出荷できないかすみ草は、悲しいことに捨てられていました。
「せっかくきれいに咲いたのに、もったいない」と感じたことが、かすみ草の花束を思いついたきっかけでした。
「友人から『かすみ草の花束作って』と頼まれて作ったんですが、すごく楽しかったんです。私自身がこんなに楽しめて、さらに『ありがとう』と言ってもらえるなんて。規格外のかすみ草でも、花束にすれば喜んでいただける商品になるのではないかと考えました」と、佳子美さんはワクワクを押さえられない様子。
しかし、新型コロナウィルスの影響で、2020年初頭から冠婚葬祭がすべて中止。せっかくの花を捨てざるを得ない状況に。何かできないか模索する中、Instagramでの販売に挑戦してみます。
あくまで農家の嫁なので、花の世話が仕事。彼女は子どもたちが外出した後、お昼の休憩時間を活用して、かすみ草の花束を独自に作り始めたのです。
そして、実はお義父様が、かすみ草の染色では“神の手”と呼ばれるほど、すご腕の持ち主!
例えば企業のコーポレートカラーなど、特別な色がありますよね。それを依頼された時、見ただけで「この色をちょっとと、あの色を少し混ぜればできる」というのを直感で判断して、即調合できるのです。
“ちょっと”と“少し”は何グラム違うのか、神のみぞ知る……。
市場から「この企業の指定する色に染められないか」と“神の手”に調合依頼が来るほどの腕前。もともと、かすみ草を染めること自体は前からおこなっており、かすみ草にラメをまぶすというのも、お義父様のアイデアだとか。
そんな“神”の息子である弘敏さんが、友人の紹介で佳子美さんに会った時、「結婚して子どもが生まれたらカスミと名付ける」と言っていたそうです。「絶対、転がされてると疑っていました」と笑う佳子美さん。しかし今や「かすみ草農家に嫁いだ“かすみ”です」が定番の自己紹介に。
佳子美さんのアイデアによって、立派に花束の主役になった、かすみ草。それを身近に置くだけで、幸せのお裾分けを頂けるような気がします。
花束のご注文やお問い合わせは、インスタのDMから。
※鶴屋百貨店での販売は、2024年は5月12日(日)の母の日当日のみ。この日に受け取るための予約は、大人気のため既に終了しました。
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