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みゃおた

“ノラ猫のいない島”熊本「湯島」への行き方まとめ【2025年版】アクセス、料金、猫と触れ合うコツまで

熊本の猫島「湯島」への行き方を写真付きで解説!熊本駅からのバスでのアクセス、船の料金・時刻表もこの記事でOK。初めての湯島旅行でも、迷わず猫たちに会いに行けますよ。

「湯島 行き方」記事のアイキャッチ画像。黄色い花畑を背景に気持ちよさそうに目を閉じる茶白猫。「ノラ猫のいない島」の穏やかな雰囲気を伝える一枚。

こんにちは。10日間先までの天気予報を見て猫島に行ける日がないか確認しているみゃおたです。

 

有明海に浮かぶ猫の島、湯島(ゆしま, Yushima Island)をご存じでしょうか。近年、テレビなどのメディアに取り上げられることも多くなり、国内外で知名度が上がっていますね。

 

2023年には、ベトナムやタイの干支が「猫」だったこともあり、『坂上どうぶつ王国』『岩合光昭の世界ネコ歩き』『ねこ自慢』など多くのメディアで特集されました。

猫好きの私にとって正に楽園!(๑˃̵v˂̵๑)

 

2週間に1度のペースで訪問したり、5泊6日で湯島に滞在し、朝から晩まで猫三昧したこともあります(๑˃̵v˂̵๑)

 

🐾 もくじ 🐾

天国のような猫島「湯島」(Yushima Island) とは?

観光客の背中の上でくつろぎ、帽子に顔をすり寄せる甘えん坊な湯島の猫。

 

人懐っこい猫たちが暮らす「ノラ猫のいない島」の秘密

湯島は、「ノラ猫のいない島」という不思議な島です。

 

200名ほどの島民と同じくらいの数の猫たちが暮らしていますが、大半が屋外で気ままに過ごしています。それが可能なのは、島民の方々がお世話をされているからです。だから「ノラ猫がいない」んです。

 

だから、猫たちは人懐っこく、島民にはもちろん、観光客にもスリスリ。(スリスリには対価が伴いますが)

 

湯島の島民と人懐っこい猫たちの心温まる交流。男性の後をついて歩く猫や、人に抱かれる子猫。

島に信号機はなく、車が走ることも稀なので、漁港や浜辺、道のど真ん中でくつろぐ猫たちに癒されます。(車が来てもドライバーや近くの島民が猫を動かします。猫から動きません)

 

湯島の港でくつろぐ猫たち。防波堤で休むハチワレ猫と、海を背景に寝そべる三毛猫。

四季折々、日の出から日が暮れるまで、様々な表情の猫たちをのんびりと眺めて過ごす時間は心を癒してくれます。聞こえるのは、波の音、風、木の葉が擦れる音だけ。

湯島の四季折々の風景と猫。花畑やハイビスカスと戯れる猫、船の上でくつろぐ猫など。

湯島の夕日と猫たち。夕焼けを背景にしたオッドアイの白猫と、くまモンのような赤丸ほっぺの黒猫のシルエット。

湯島の猫たちの愛嬌ある表情や仕草。かごから顔を出す子猫や、舌なめずりする猫など。

特に子猫や、子猫と遊ぶ先輩猫たちの姿には、心がほっこりしますよ。

湯島の猫たちの家族の様子。仲良く寄り添う親子猫や、愛らしい子猫たちの写真。

 

猫だけじゃない!湯島の絶品グルメと心洗われる絶景

湯島は食事も楽しみの一つです。

 

漁業、農業共に盛んで、春はワカメ、ワタリガニ、夏はウニ、タコ、秋から冬はタイ、そして、湯島でしか収穫されない湯島大根など、季節の旬の食材を1年を通して楽しむことができます。私は、一口一口食べるたびに「う〜〜ん」と目を瞑って唸ります。

 

おすすめは「海女ちゃん食堂 乙姫屋」。予約しないと食べられないこともあるので、予約をおすすめします。

 

湯島のグルメ情報もそのうちご紹介しますね。

湯島で味わえる新鮮な海の幸の料理コラージュ。刺し身やウニ、渡り蟹の味噌汁など。

もちろん海も美しく、ウミガメがやってくる砂浜なんかもあります。天気のよい日には、あれ?ここは日本だっけ?と思うような美しい海を見ることができます。

湯島から望む、透き通ったエメラルドグリーンの海と対岸の天草の風景。

湯島へのアクセス方法を徹底解説【熊本駅・空港から】

かわいい猫ちゃんたちに美味しい食事。そして、美しい海…今回は、天国に一番近い島、いや、「天国」湯島への行き方を紹介します!

 

熊本駅 (Kumamoto Station) 発なので県外、市外から電車や新幹線、空港からバスなどでいらっしゃる方にもおすすめのルートです。

 

今回はみゃおたおすすめのバスを使ったルートをご紹介しますね。

 

バスをおすすめする3つの理由

1.駐車場の心配なし!(No need to worry about parking!)
2.車窓からの景色を満喫!(Enjoy the view from the window!)
3.渋滞でも大丈夫、ゆっくり目的地まで移動!(Relax even in traffic jams!)

 

理由1:駐車場の心配なし!

湯島は島なので、車で直接行くことはできません。江樋戸(えびと)港 (Ebito Port) から定期船で行くことになります。

 

江樋戸港には広い駐車場がありますが、数には限りがあります。休日には猫目当ての観光客だけでなく、多くの釣り人も…運が悪ければ…

 

「停める場所がなかばい!どぎゃんすっねっ!(止める場所がないよ。どうしよう)」

 

なんてことも。でも、バスならそんな心配は無用

湯島行き定期船が出る江樋戸港の広い駐車場。車でのアクセス時に利用する。

理由2:車窓からの景色を満喫!

車で行くとなると誰かが運転しなければなりませんね。ドライビングも楽しいものですが、運転する人はどうしても景色は楽しみにくくなります(๑´-﹏-`๑)

 

でも、バスなら運転をプロのドライバーに任せてゆっくりと車窓からの景色に集中できます。視点も高くなるので車より見晴らしもよくなるんです。

快速あまくさ号の車窓から望む有明海の干潟。干潮時に現れる美しい砂紋様。

理由3:渋滞でも大丈夫、ゆっくり目的地まで移動

連休、夕方などには長い渋滞となることも多い天草の道路

 

バスなら渋滞しても座席でゆっくりすることができますね。また、全車種ではありませんが、今回ご紹介する「快速あまくさ号」には、お手洗い電源が付いているんです。お手洗いの心配やスマートフォンのバッテリー切れの心配をしなくていいのは助かりますね!(*´v`*)♪

 

みゃおたも何度か渋滞に遭遇したことがありますが、目を閉じて湯島でたっぷり遊んだ身体を癒したり、溜まっていた動画を観たり、渋滞でもイライラしません!(湯島で撮った猫ちゃんたちの写真を見てニヤニヤしています)

 

遠方からいらっしゃって、帰りの電車や飛行機が決まっている方は、移動時間に余裕を持たせることをお勧めします。

快速あまくさ号の車内座席。スマートフォンなどの充電に便利な電源コンセントが付いている。

以上がバスをおすすめする3つの理由です。

 

続いては、具体的に熊本駅前から湯島までの移動を紹介します。

 

熊本駅 (Kumamoto Station) から「さんぱーる」まで

先ず、熊本駅前にある5番バス乗り場 (Bus Stop No. 5)から、快速あまくさ号 (Rapid Amakusa-go Bus) に乗車します。

湯島行き快速あまくさ号が発着する、JR熊本駅前の5番バス乗り場。デジタル案内板が設置されている近代的なバス停。

熊本駅前には複数のバス停がありますので、違う乗り場に行かないように気をつけましょう。

 

5番乗り場への行き方は下のマップで紹介します。

 

熊本駅のバス乗り場は、白川口側 (Shirakawa Exit)にあります。

JR熊本駅から湯島行きバスが出る5番乗り場までの行き方を示した地図と写真。

みゃおたもお出掛けすることが多いのですが、地図だけだと「このバス停であってるの?」と不安になるので、バス停の画像もつけておきますね。

熊本駅5番乗り場に停車中の快速あまくさ号。湯島への旅はこのバスから始まる。

快速あまくさ号は、「熊本桜町バスターミナル(5番乗場)」と天草市の「産交車庫前(天草)」を1日に何便か往復しています。

 

※最新の運行状況は、運行会社のポータルサイトでご確認ください。

 

熊本に遊びに来て、熊本城などがある中心部に宿泊された方は、熊本桜町ターミナルからの乗車がおすすめです。

また、福岡県方面から(銀水駅発の)始発電車でいらっしゃる方は熊本駅ではなく、宇土駅東口の乗車がおすすめです

 

乗り換え時間に余裕があるだけでなく、バス乗降場が駅の入口の目の前にあるのでわかりやすいです。

乗り換えに便利な宇土駅東口のバス乗降場と、停車中の快速あまくさ号。

運賃(大人, Adult Fare)ですが、熊本駅前から江樋戸港最寄りの「さんぱーる (Sun Pearl)」まで片道1,560円です。(2025年9月現在)

 

快速あまくさ号の時刻表 (Timetable) 、運賃 (Fee) は変わることもあるので、ご利用の際には下記のサイトから事前にご確認ください。

産交バスポータルサイト 熊本⇔天草(本渡) 快速あまくさ号

 

船の出航時刻の前に最寄りの停留所に着くのは以下の4便です。(※いずれも熊本駅前5番のりば発の時刻)

 

① 6:33発(8:15発の船)

② 8:03発(10時発の船)

③ 11:03発(13:00発の船)

④12:33分発(15:00発または17:30発の船)

 

猫たちを美しい風景を独り占めしたい!という方は①!(ただし、バスの到着が遅れたときには停留所から港まで早歩きになることも…)

 

昼食がメインの方には②!

 

ゆっくり出発して湯島をさっと楽しみたい方には③!

 

17:30発の船は湯島から戻る船がありませんので、湯島に宿泊される方用です。

 

猫好きみゃおたは①で行くことが多いです。

 

この便なら湯島へ渡る最初の船に乗ることができ、観光客も少ない時間に島に着くので、猫たちを独り占めできるからです!(๑˃̵v˂̵๑)

ああ…この情報は教えたくなかった…

 

せっかく遠方から来て楽しむなら①がおすすめですね。ちょっと早歩きで体を動かしたほうが、ごはんもより美味しくなるし、どうせバスでゆっくり休めますからね!

 

おすすめの座席は?

さて、バスに乗ったら、進行方向右側の列に座るのがおすすめです。

 

熊本方面から天草へ向かう際、右側に海が見えるからです。

 

帰りは逆の左側がおすすめです。帰りはバスが海側を走るので、行きとはまた違った景色が楽しめます

バスの車窓から見える有明海の干潮風景。独特の石積みの堤防が続いている。

車窓からの風景。有明海は干満の差が最大で9mもあり、天候、時間帯、干満によって様々な表情を見せます。

穏やかな天候の日に見られる、静かで美しい有明海の青い風景。

車窓からの風景。当日だけでなく、その前2、3日の天候によっても海の表情が変わります。穏やかな天候が続いた後は漂流物も少なくおすすめです。

湯島への道中にある観光名所、満潮時には海に沈む道「長田部海床路」の風景。

途中下車すれば、こんな風景を撮ることもできます。

 

『千と千尋の神隠し』に出てくるような風景が見られると人気の「長田部海床路(ながべたかいしょうろ)」も道中にあります。

 

「さんぱーる」から江樋戸港 (Ebito Port) まで

熊本駅前から80分ほどで、江樋戸港最寄りの「さんぱーる」停留所に到着します。

湯島へのアクセスの重要拠点となる「さんぱーる」のバス乗り場と待合室。

さんぱーるは、天草の新鮮な野菜、果樹、海産物、生花や天然天草砥石などの特産・お土産などを購入できる道の駅です。

 

さんぱーるから江樋戸港までは、徒歩で移動します。ゆっくり歩いて約20分ほどの距離です。さんぱーるから江樋戸港までの道は下のマップをご覧ください。

 

ちなみに、上天草は健康マラソン発祥の地なんだそう。それにちなんで、みゃおたはバスが遅れた際に港まで小走りで行くこともあります。(島に上陸後、猫たちの機動についていくための準備運動です!)

湯島 行き方の最終区間、「さんぱーる」バス停から江樋戸港までの徒歩ルートを示した地図。

道中は左側に海を見ながら歩くことになりますが、途中、道幅が狭いところもあるので、車に気をつけてください。

 

停留所と道路を挟んだ向かい側には公衆トイレ(マップ上A)もあります。

さんぱーるバス停の向かい側にある公衆トイレ。江樋戸港へ向かう途中で利用できる。

マップ上A:公衆トイレ

さんぱーるの近くにある海沿いの広場と駐車場。車でアクセスした際の休憩スポット。

マップ上B:ここから見る海もきれいです。広場や車中泊者向けの駐車場もあります。

 

江樋戸港から湯島へ!定期船の乗り方ガイド

江樋戸港には、待合室、お手洗い、駐車場があります。

 

港には日光を遮るものがありません。夏季、待ち時間が長い時には待合室を利用すると暑さを凌げます。

湯島行き定期船の江樋戸港待合室。壁には時刻表と運賃表が掲示されている。

マップ上C:待合室。江樋戸港の入り口にあるので、港への入り口の目印にもなります。

「待っとるにゃ 湯島」と書かれた猫のイラスト入り歓迎のぼり旗。湯島行き定期船乗り場の目印。

マップ上D:「湯島で待ってるにゃ」の登りが定期船乗り場の目印です。

 

これを撮影してSNSにアップすれば、聖地巡礼をアピールできます。湯島に行った印みたいなものです。

湯島へ渡る定期船が停泊している江樋戸港の桟橋の様子。

湯島に渡る定期船には船首部分から乗り込みす。船の横の桟橋から乗ろうとする人がいますが、船員の方々に止められるので、船首から乗りましょう。

 

湯島に渡る船は、2隻(菊盛丸、昭和丸)あります。日替わりで1隻ずつ稼働しています。

江樋戸港に停泊する2隻の湯島行き定期船「菊盛丸」と「昭和丸」。

日向ぼっこをしながら寄り添って眠る湯島の親子猫。穏やかな島の時間が流れる。

ちなみに菊盛丸の船長さんも猫のお世話をされている島民のお一人。猫だけでなく、人にも優しい方で、写真を撮りに来ただけの私にお茶と栄養ドリンクをくださいました!

 

江樋戸港ー湯島港定期船について

・便数 (Number of services): 1日5往復 (5 round trips per day)

 

・運賃 (Fare /片道 One way): 大人(中学生以上) 800円、小人 400円(1歳未満 無料 /1歳以上6歳未満の小児は大人1人につき1人分無料、2人目からは小人運賃)

 

・支払いのタイミング: 出港後に船員さんが集金にいらっしゃるので、人数を伝えてお支払いします。乗客の数によっては乗船時のときもあります。

 

出航時刻、運賃等は変わることもあるので、事前に下記の上天草市のページで確認しましょう。

上天草市 船【湯島方面】時刻表 (Kami-amakusa City Ferry Timetable for Yushima)

 

美しい天草の海を眺めよう

船は2隻ともに1階が客室、2階がデックとなっています。1階の客室は空調もあり快適です。私はもっぱら2階のデックに上がります。

 

デックは視点が高いだけでなく、視界が開けているので天草の海と島々を存分に楽しむことができるんです!

 

三密を避けるためにもおすすめです!(デックでもマスクの着用はお願いいたします)

江樋戸港から湯島港までは30分ほど (Approx. 30 minutes)です。休日には、釣り人を防波堤に送り届けるため、スピードを出して急ぎます。

 

風のある日には波に乗り上げてアトラクションの様に揺れます。立たずに座席に座っておきましょう。平日は、釣り人も少ないのでゆっくりと進むことが多いです。

 

島の形は竜宮城

しばらくすると湯島が見えてきます。

 

湯島の港へは防波堤の右側と左側から入る2つのコースがあります。左側の時には下の画像の様に、島の形がウミガメを横から見たように見えます

 

湯島にはウミガメが産卵に来るという砂浜もありますが、島自体がウミガメの様な形をしているんですね。

 

まるで竜宮城に連れて行ってくれるカメの様です。

 

ただし、このカメが連れて行ってくれる竜宮城で舞い踊るのは、魚ではなく、猫たちです(๑˃̵ᴗ˂̵๑)

海から見た湯島の遠景。ウミガメが泳いでいるようなユニークな島の形がよくわかる。

湯島遠景。ウミガメを横から見たような島の形。

定期船から見た猫の島・湯島の港と集落のパノラマ風景。

湯島近景

船が湯島の港に入ると大音量で汽笛が鳴りますので覚悟してください *゚Д゚)ドキドキ

 

初めて湯島に来る人は汽笛に驚く方が多いです。船が島の防波堤の内側に入ったら、耳をふさぎましょう

 

島の方々は汽笛を聞くと「船が来た!」と嬉しくなるんだそう。大切な汽笛ですね!

湯島港に到着した定期船のデッキから見た港のパノラマ風景と歓迎の旗。

定期船から見た湯島港

船を降りたら、そこは猫たちが集まる港エリアです!いよいよ猫たちとの萌え萌えタイムです!(๑˃̵v˂̵๑)

For International Visitors (海外からお越しの方へ)

Welcome to Yushima, the Cat Island! Here is some information for your trip.

Enjoy your time with the friendly cats!


今回はここまで。

 

かわいい猫たちの姿、猫スポットなどは次回紹介します。

 

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それは、また次回!

 

※この記事は、2020年7月20日の記事を2025年9月9日に再編集したものです。

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キュレーター紹介

みゃおた

荒尾市民。 2010年~2018年まで中国の内陸部で過ごし、帰国。 三度の飯と猫が好き。

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