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2022.12.06

【～よかんもん訪ねて三千里～vol２】農業はアートだ！宝石のような美しいartifulのカラフルミニトマト

高級チョコレート？いえいえ、ミニトマトなんです。宝石箱のようなミニトマトをつくるアーティフル（artiful）は、ミニトマト・働く人・お客様のことを徹底的に考えるスマートでニュースタイルな農業集団だった！

　トマト王国熊本　

皆さんご存知でしょうか？熊本はトマトの生産量日本一なんです😲

そんなトマト王国の熊本ですが、量だけでなく色も豊富なんです！

ミニトマトといえば、皆さんこのようなイメージを持たれると思います。

今回ご紹介するカラフルミニトマトは、本当にカラフルです。

ええ、想像を超えますよ。

2色や3色？７色？

いえいえ、なんと最大20色ものバリエーションを兼ね備えたカラフルミニトマトです。

　イメージが変わる新しいスタイルの農業を確立　

これほど多種のカラフルなトマトをどのようにして栽培しているのか？

現場を見に熊本市北区にある有限会社アーティフルさんの農場へお邪魔してきました！

ハウス内へ害虫等を持ち込まないよう、万全の体制でお話しをお伺いしました。

お話しをお聞きしたのは、アーティフルの宇都さま

アーティフルさんの農場は、ここ熊本の地に適した新たな作物の発見・特産品作りを目的に建設されました。

これまで多種多様な作物の試験が行われ、現在は、今回ご紹介するカラフルミニトマトの供給を盛んに行っています。また、カラフルミニトマトの他にも有機農産物も作っています。

20色のミニトマトはそれぞれ異なる品種。

アーティフルさんでは、同時に多品種を栽培するために様々な取り組みが行われていました。

スマート農業で効率的においしい作物を

アーティフルさんの取り組みの一つ環境制御。

「環境制御」とは、ハウス内の環境（光、温度、湿度、二酸化炭素濃度、灌漑水のEC値など）を監視し、必要に応じて調節すること。

従来は人が温度計や湿度計を見てハウス内の環境を確認し、換気や換気のタイミングを決めていました。

しかし現在は各種センサーやプログラミング可能な設備が普及したことで、自動制御が可能になっています。

特に統合環境制御システムと呼ばれるシステムは、コンピューターの演算機能が高く、複数の環境条件を一括で管理できます。

さまざまな要素のバランスをシステムの力を借りて調整することで、光合成をしやすい状態を維持しつつ病害を防ぐ環境を整えることで病害を防ぎ、収量ＵＰを実現しています。

また、環境制御の他に病害を防ぐための害虫対策があります。

例えば、この害虫の侵入防止のために入り口に設置された大きなファン。

その名の通り、害虫の侵入を防ぐための機器です。ハウス内に入った瞬間、台風のような風を受けます。この風で入ってくる害虫を吹き飛ばします。

また、害虫を寄せ付けない工夫だけでなく、害虫を寄せ付けて被害を防ぐ方法も。

ハウス内には、害虫が好む黄色の短冊状のシートが吊り下げられていたり、

害虫の天敵が好きな植物で、天敵の温存や増殖のために植えています。

天敵が待機していて、ハウスの中に入ってきた害虫を一網打尽にします😲

このような「環境制御」と「害虫対策」によってアーティフルさんでは、

〇年間を通じた収穫が可能（通常は冬から春にかけてが収穫のシーズン）

〇県のミニトマトの平均の約2倍の収穫量

という素晴らしい成果を上げられています。

恩恵は働く人にも

また「環境制御」により常時の管理が不要となり、アーティフルの社員は基本的に土日等はお休みとなり、サラリーマンと変わらないスタイルで農業を営んでいるんです😲

なんと近未来的な！つかぴは農業のイメージが変わりました😲

　品質の高さ、取組の先進性はお墨付き！　

アーティフルさんは、GLOBALG.A.P.（グルーバルギャップ）認証を受けていらっしゃいます。

G.A.P.（ギャップ）とは、GOOD（適正な）、AGRICULTURAL（農業の）、PRACTICES（実践）のことです。GLOBALG.A.P.認証とは、それを証明する国際基準の仕組みのこと。農業の事実上の国際標準で120か国以上に普及しています。

食品安全、労働環境、環境保全の200以上の基準を満たさないと認証をもらえない厳しいものです。

アーティフルさんは平成30年から認証を取得しており、国際基準に沿った生産を行っています。

また、東京オリンピックの選手村に食材を提供したり、GAPを実践している農業者として九州農政局から表彰もされています。

　「カラフルミニトマト」も「人」と同じ　

20色ものカラフルミニトマト栽培するにあたり、当初は試行錯誤で苦労の連続であったとのこと。

水や肥料、温度等の管理や種苗の組み合わせなど様々な試行錯誤の上、今まで海外からの品種も含めいろいろ栽培しており、今まで数百種類試験しています。

そこから現在100種類ほど栽培しています。

カラフルミニトマトは各カラーごとに、「人」と同じように性格が異なっているとのこと。

そのため、各カラーごとに異なった水、肥料、温度管理等にこだわっているとのこと。

さらに季節や天候に合わせて、毎日の水、肥料、温度管理を徹底されています。

中でも気を使っているのが「ストレス」を与えないこと。

ミニトマトは、ストレスを与えてしまうと元気がなくなりとれる量が少なくなってしまうことがあるそう。

「人」でいう病気やけがと同じような症状がでてしまうんです。

ストレスを減らすことで病気にならない。人もミニトマトも一緒ですね。

　贈り物にピッタリ！おしゃれなカラフルミニトマトセット　

販売されている商品を見せていただいてびっくり！

なんとおしゃれ！

ミニトマトだけでなく、箱にもこだわりがありそうです。

そのこだわりについて聞いてみました。

アーティフルさんでは、以前に比べて熊本の特産品を贈り物やギフトとしてお届けするスタイルが減りつつあることについて危機感を覚えたとたそう。

そこから、通常は贈り物やギフトとして選ばれることが少ない「カラフルミニトマトをギフトとして送りたくなるものできないか」と考え、パッケージ開発がスタート。カラフルミニトマトの各カラーの特徴を出すために、中箱の色をダークブラウンにするなど、試行錯誤を経て現在の形になりました。

一見高級チョコレートのように見えますよね？

こんなにおしゃれで、かわいいミニトマトセットなら贈り物になります😆

　ふるさと納税を通して伝えたいこと　

ふるさと納税を通じていろいろな方に生産量日本一である熊本県のトマトの魅力を知っていただきたいです。

あわせて、このトマトのもととなる熊本の「水」や「自然」といった資源が源となっています。その域資源についても広く皆様に知っていただきたいです。農業は地元の土地や水などを使わせて頂き、生産をしています。ふるさと納税をおこなうことで地元へ貢献でき嬉しく思っています。

アーティフルのトマトは、20代から30代の若手農業者によって栽培されています。カラフルなミニトマトを通して、私たちの農業に対する想いや、元気・活気を皆様にお届けできればと考えています。

これからの農業を担う、私たちの働きを応援していただけると幸いです。

「アーティフル」とは、「アート」と「カラフル」「ビューティフル」を掛け合わせた言葉です。

その名の明るい響きにもあるように、農業の明るい未来を目指し、安心安全な作物の栽培に日々取り組んでいます。