冬だからこそ阿蘇へ。阿蘇在住のモリナガがオススメする冬の阿蘇で楽しむべき5つのこと。
冬の阿蘇は実はそんなに雪が積もらない!寒いからこそ温泉。そして、冬の阿蘇だからこそ楽しめることが沢山です。阿蘇の冬を楽しく過ごすには!!ぜひぜひ遊びに行っちゃって下さい。※そんなに積もらないと言っても、積もる時は積もるので、スタッドレスタイヤがあると安心です!
こんにちは。おるとくまもと編集長(当時)のモリナガです。ブルーシートと同化していて申し訳ありません。
皆様、冬の阿蘇というと、何を想像されますか?おそらく「雪」「道路が怖い」みたいなことを考えられるのではないでしょうか?
この投稿をInstagramで見る
こんな感じに一面雪が積もってると思っている方が多いかとは思います。テレビでも阿蘇山上では雪が観測され〜みたいな話をよく聞きますし、「冬の阿蘇=雪」と思っている方も少なからずいらっしゃるのではないかと・・・。
実はコレ、間違いです。
阿蘇山(高岳)は標高1592m(「ひ・ご・く・に」と覚えましょう)あり、一般的な阿蘇(例えば内牧温泉)だと標高500〜700m程度、大観峰ですら標高936mと、雪が観測される阿蘇山上と比べると標高が低く、雪がガッツリ積もるのは年に5回位です。
実際は雪が降ってもこんな感じのことが多いです。
実は人も適度に少なく、温泉で「ほっこり」とするには素敵な季節の阿蘇。今回は、そんな冬の阿蘇の楽しみ方をご紹介致します。
はじめに・・・
とはいえ、メチャメチャ寒いのは確かなので、持っていったほうがいいものをご紹介いたします。
・温かい服(オシャレより防寒優先で!)
・歩きやすい靴(ヒールはあまりおすすめできません)
・ひざ掛け(おっきなマフラーとか)
・ニット帽(耳まで隠してあげたほうがいいです)
・カメラ(三脚があるとなお可)
ちなみに、南小国町に住んでいるモリナガの冬の服装はヒートテック、薄手のセーター、シャツ、ダウンジャケットが基本で、特に寒い日はヒートテックを2枚重ねにしています。
冬ならでは。竹灯篭が彩る黒川温泉の湯あかり
都会のイルミも良いですが、温泉街を優しく照らす竹灯篭の灯りもいいものです。旅館に泊まって夕食を食べて、少しお散歩をして温泉に入る。この上ない贅沢な冬の楽しみ方な気がします。
昨年、「死ぬまでに行きたい世界の絶景」の詩歩さんにも来て頂きましたが、Instagramにピッタリな写真が撮れること間違いなしです。期間中は、湯あかりを眺めながら温かいお酒などを楽しめる湯あかりバーもOPEN予定です。
ちなみに、僕も湯あかりの作業に参加させて頂き、実際に作りました!
こんな感じでみんなで集まって役割分担。竹を切るチーム、竹に穴を開けて設置するチーム、竹を編んで灯籠を作るチームに分かれます。
竹ひごを編んでおっきな鞠を作るのですが、なかなか難しく。完成したら変な感じになっていて分解してやり直しを命じられ・・・
完成したらこんな感じ。ちなみに、寒い中1日中いて、3つくらいしか完成しませんでした・・・。これを300個作って設置するのかと思うと、気が遠くなりそうでした・・・。
黒川温泉 湯あかり
開催時期:クリスマス頃~3月末(日暮れ〜22時)
お問い合わせ:黒川温泉観光旅館協同組合 インフォメーションセンター
住所:熊本県阿蘇郡南小国町黒川さくら通り
TEL:0967-44-0076
詳しくはこちら:
https://www.kurokawaonsen.or.jp/schedule/
寒いからこそ楽しい!わいた温泉の蒸し場体験
地面から温泉の蒸気がモクモクと立ち込めるわいた温泉郷。温泉蒸気を使って蒸し料理を体験できる「蒸し場」が備わっていて、温泉利用者は無料で利用することが出来ます。
近くの湯けむり茶屋でお金を払うと、手袋と上にかぶせる布みたいなのを貸してくれます。
写真はチンゲン菜ですが、ほうれん草なども蒸して食べると茹でる何倍も味が濃厚で美味です!塩なんかをポケットに忍ばせていけばヒーローになれること間違い無し!葉物は1分ちょいで蒸しあがります。卵で10分位。
食べ足りない時は蒸し場のすぐ近くにある白地商店へ。(2024年8月現在、お食事処は現在営業されていません。蒸鶏他は予約によるテイクアウト、地方発送による対応をされています。)
こんな感じで一匹丸ごと蒸された鶏を味わうことが出来ます。オリジナルの柚子胡椒とオリジナルの酢醤油がびっくりするくらい美味しいです。
同じ鶏ですが、部位による味の違いを楽しめるのが丸ごと味わう醍醐味!添えてあるキャベツもとっても美味しく、100円でお代わりできます。
外で蒸すのは面倒くさい・・・。という方は、湯けむり茶屋の中のレストランで地獄駕篭蒸し(600円)を食べるのもオススメです。
写真は駕籠蒸しに地鶏ご飯も付いた湯けむり定食。駕籠蒸しには15種類以上の小国郷の野菜が入ってます。美味!
冷えたカラダを温める、温泉施設も併設してます。
湯けむり茶屋
住所:熊本県阿蘇郡小国町西里岳ノ湯2816
電話番号:0967-46-5750
定休日:木曜日
営業時間:レストランは11時~18時(ラストオーダー17時30分)、温泉は10時~21時(最終受付20時30分)
温泉:大人500円、小学生250円
蒸鶏工房 白地商店
※お食事処は現在営業されていません。蒸鶏他は予約によるテイクアウト、地方発送による対応をされています。
住所:熊本県阿蘇郡小国町西里2798−2
電話番号:0967-46-4533
定休日:不定休
営業時間:8時~18時30分
ホームページ:
http://www.lets-begin.info/oguni/shirachi/onsen.html
阿蘇はいちご狩りもベストシーズン
冬の阿蘇といえば、いちご狩り!ハウスの中なので、寒さもしのげます!
オススメは、阿蘇市にある果実の国カップルズさん。しゃがんで取るのではなく、立ったままいちご狩りが出来るので快適です。
期間中は事前の予約無しで突然行ってもいちご狩りを体験できるので、「時間が空いたな〜」という時にぶらっと立ち寄っていちご狩り。みたいなことも可能です。
併設のカフェCouplesには果物を使った喫茶メニューも沢山あります。特に人気がいちごのソフトクリーム。冬寒いと、何故かソフトクリーム食べたくなりますよね(^^)
予約限定ですが、タルトなんかも最高に美味しいです。
こちらも予約限定ですが、「いちごのちらし寿司」も人気です!
果実の国カップルズ
住所:熊本県阿蘇市西町1003-3
TEL:0967−34−0100
営業時間:月〜金:10:30〜15:00
土:10:30〜16:00
日祝:10:00~16:00
店休日:不定休(農繁期はお店はお休み)
お問合わせ:couples@ace.ocn.ne.jp
ホームページ:https://nakayama.shopselect.net/
炭火を囲んでゆっくり昼食を・・・田楽
この投稿をInstagramで見る
冬は、田楽が美味しい時期です。炭火でゆっくりと炙られる食材を眺めながら、ゆっくりと食事を楽しめるのも、冬ならでは(夏は暑いので・・・)。スタンダードな高森田楽定食(1890円)は、つるのこ芋・豆腐・こんにゃく・芋たんぽ・野菜・山女の塩焼き・高菜飯・だご汁・小鉢・お漬物がついていて、阿蘇っぽいものはだいたい味わえます。
この投稿をInstagramで見る
馬刺しやあか牛などの熊本っぽいもの、阿蘇っぽいものも追加で頼めたりしますし、猪鍋だって味わえちゃいます。
高森田楽村
住所:熊本県阿蘇郡高森町上色見814-2
電話番号:0967-62-1327
営業時間:10時~18時(17時以降は要予約)
定休日:不定休
ホームページ:
http://dengakumura.com/
やっぱり温泉!
冬の阿蘇といえば温泉はハズせません。個人的にオススメの温泉をご紹介しますので、是非温泉にも立ち寄って帰って頂けると幸いです。
一件に絞れませんでしたが…。黒川温泉には30件の宿泊施設があり、1500円で「入湯手形」を購入すると黒川温泉の旅館 26ヵ所の露天風呂の中から好きな3カ所を選んでに入ることが出来ます。温泉が集中していますが、8つある泉質の中で、7つが黒川温泉にありますので、泉質の違いを楽しみながらの湯めぐりもオススメです。
<黒川温泉の泉質毎の旅館>
✓弱酸性単純泉
奥の湯、のし湯、山みず木、いこい旅館、帆山亭、にしむら、わかば、山河(内湯)
✓弱アルカリ性単純泉
こうの湯、三愛高原ホテル、ふもと旅館
✓硫黄泉
美里、壱の井、樹やしき、和らく
✓炭酸水素塩泉
黒川荘、やまびこ旅館、山河(露天)、新明館、やまの湯
✓硫酸塩泉
夢龍胆、優彩、黒川荘、山河(露天)、やまびこ旅館、新明館、やまの湯
✓含鉄泉
御客屋、湯本荘
✓酸性泉
御客屋
泉質の違いもですが、それぞれの温泉の趣の違いも楽しみ!傾向としては、中心部はいい意味でこじんまりとしていて趣向を凝らしてあり、中心街から離れるとダイナミックな露天が広がる傾向にあります。
山みず木さんの露天風呂。川沿いに、どーんと広い露天が広がります。入ったことはありませんが、女性用の露天には、裸の散歩道もあるらしいです。
のし湯さんの露天風呂。温泉街の中心部にあるにも関わらず、喧騒を離れた、自然の中にいるような気分になります。
黒川温泉の入湯手形は、持ってるだけで30件位の飲食店やお土産店でお得な特典があったりもしますので、黒川温泉へ行く際には買っといて損はないと思います。
黒川温泉観光旅館協同組合
熊本県阿蘇郡南小国町黒川さくら通り
TEL:0967-44-0076
http://www.kurokawaonsen.or.jp/
奥阿蘇の宿 やまなみ
私が勤めていたころよりお部屋なども改装されておられるようです。『奥阿蘇の宿やまなみ』は源泉100%のかけ流し温泉もたくさんのお漬物も魅力的。お米もおいしい!震災後も元気に営業されているようです。#頑張ろう熊本 #来なっせ熊本 pic.twitter.com/2ixMJMThLB
— ハーコ (@Uuukopn) June 9, 2016
ちなみに、Ph値がまさかの9.2!石鹸水がだいたいPh9.5くらいなので、その凄さ(ツルツル感)が想像できるかと思います。
リトマス紙の色も若干ですが変わりました!
奥阿蘇の宿 やまなみ
住所:熊本県阿蘇郡産山村田尻254-3
電話番号:0967-25-2414
(料金)
大浴場:大人500円(10:30~21:00)
貸切風呂:1時間2,000円(10:30~21:00)
http://www.aso-yamanami.com/
阿蘇内牧温泉
阿蘇内牧温泉にもステキな温泉が沢山!町湯も含めると19件ほど日帰りで入れる温泉があります。今回、オススメしたいのは蘇山郷さん。震災の影響もあり、一度は温泉の配管が壊れてしまいましたが、再度掘り直し、以前と同じ良質の湯が溢れています。まさに復興の湯!
こんな感じの風格ある佇まいで、若干の入りにくい雰囲気は漂いますが、日帰り温泉可能です。タオルが大浴場にセットしてあるのも嬉しい!
ちょっと温泉とは関係ないですが、屋上にあるルーフトップバーがステキなので、阿蘇でオシャレにお酒を飲みたいときは是非お立ち寄り下さい。
冬は暖かいドームテントも誕生。星空を見ながらホットワインなんかを飲んじゃえば良いと思います。
阿蘇内牧温泉 蘇山郷
住所:熊本県阿蘇市内牧145−1
電話番号:0967-32-0515
https://sozankyo.com/
グリーンピア南阿蘇
目の前に阿蘇の山々をどーんと見渡す露天風呂が爽快です!15時以降はサウナも利用できます!
ホテルグリーンピア南阿蘇
住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石4411-9
電話番号:0967-67-2131
入浴料:大人600円
営業時間(日帰り入浴):
平日12:30〜15:00まで受付、17:00終了
土日祝日 12:00〜15:00まで受付、17:00終了
https://www.hgp-minamiaso.com/
冬は星空もキレイです!
阿蘇の冬といえば星空!空気が澄んでいるからこその満天の星は、寒くても頑張って星を見に行く価値があります!
南阿蘇村では、プレミアムナイトツアーも実施中ですので、ぜひぜひ行かれてみて下さい!
https://enjoy-my-aso.jp/night_trekking/
さいごに
阿蘇は冬は雪が降る・・・。という印象が強いかもしれませんが、実はそこまで降りません。意外と穴場シーズンな冬。ぜひぜひ阿蘇にお出かけしちゃってくださいね。
ちなみに、今回、冒頭にて紹介させていただきました黒川温泉の「湯あかり」の作業に行ってみましたが、竹ひごを括って輪っかにして、それを9個組み合わせて一つの灯りが出来る。やってみるとメチャ大変で、人力でこんなに作ってるんだ!!と驚きました。竹害の対策として、そこにあるものを使って灯りにする。大変だけど、それを見にお客様が来てくれる。素敵だなーと思いました。