熊本県民の味!ふりかけの元祖「御飯の友」を訪ねて
こんにちは!ノハラです。
なんかもわっとした表情の写真ですが、眠たいわけじゃないです。写真にあるよう、今日も元気で!
さて、みなさん「御飯の友」はご存知ですか。
生粋の熊本県民における認知率100%(おるとくまもと調べ)のスペシャルフード。
それが、ふりかけ「御飯の友」です!
今回は「御飯の友」を製造している株式会社フタバさんを訪ね、工場見学とインタビューを行いました。
フタバに到着!
意外と住宅地の中にあってびっくり。
聞けば、むしろフタバさんの工場が先にあったところに住宅が増えてきたそうです。
到着した瞬間から、ほのかに芳しい香りが…。
株式会社フタバ
熊本のふりかけ製造販売会社。御飯の友、味ごま等おいしいふりかけ、あさ漬けの素、オロチョン漬などお漬物の素などを製造販売しています。
大正初期に薬剤師の吉丸末吉が創業。「御飯の友」の製造がはじまります。昭和9年にその事業を二葉商事(現在のフタバ)が引き継ぎました。
[facility_link “株式会社フタバ”]
御飯の友
御飯の友が熊本で作られたのは大正初期。薬剤師の吉丸末吉氏によって考案されました。
当時の日本は食糧不足の時代で、カルシウムが慢性的に不足していました。それを補うために吉丸氏が考えたのが「魚を骨ごと細かくし、美味しく味付けをして御飯にかけて食べる」という方法でした。
そして誕生したのが「御飯の友」です。
このような歴史をもつ御飯の友は全国ふりかけ協会でふりかけの元祖として認定していただきました。 今日でも魚嫌いな子供もおいしくカルシウムをとれるふりかけとして、たくさんの方々からご支持いただいています。
(株式会社フタバ公式ホームページより)
写真はノハラ撮影。「魚を骨ごと細かくし、美味しく味付けし」た茶色の顆粒が、御飯の友が御飯の友たる所以です。撮影のあと、美味しくいただきました。
御飯の友はインスタグラムでも人気。
お弁当にも。
御飯の友の製造現場へ
では、御飯の友の製造現場を見学させていただいたので、その様子をご紹介します!
ご案内いただいたのは、株式会社フタバ製造部部長の清田さん。よろしくお願いします!
あ、ぼくが着てるのは、オリジナルTシャツで、ごはんに御飯の友がふりかけられているデザイン。文字として御飯の友とはどこにも書いていないのですが、さすがに製造されている清田さんは一発で気づきました(笑)
まず目に入ったのは、出荷前の御飯の友。うず高く積み上がっています。ごはん何杯分だろう??
製造工場内に入るので、クリーンウェア(衛生服)を着ます。コロコロも使って念入りにチリを取ります。
風がブワーってなるやつです。なんかワクワク感があります。
手もしっかりと洗い、最後にアルコール消毒をします。やはり食品を扱うところは衛生環境に厳重です。
いざ、製造場内へ
さあ、製造場へ入る準備ができ、御飯の友が作られる現場に、いざ潜入です。
中に入ると、醤油と魚の香りが混ざったお腹が減る香りが充満していました。香りだけで白メシ3杯はいけます。
まずは、御飯の友のメイン、いりこの粉末の味付けから見学。
写真はいりこの粉末。いりこは御飯の友にあう品質のものを選別した上で、自社で粉末にしているそうです。
いりこ
カタクチイワシの煮干し。西日本では「いりこ」と呼ぶ。
イリコまたは炒り子と書くことも。長崎県が一大生産地。
御飯の友の為につくられた専用の醤油などと混ぜて味付けをしていきます。
この後、味付けがおわったいりこの粉を御飯の友独特の粒状に加工していきますが、そちらは企業秘密で撮影NG。
(そこに美味しさの秘密が潜んでいるのかも知れません)
この設備は乾燥機。粒状にしたいりこは、まだ水分を多く含んでいるので、乾燥させる必要があります。
乾燥機を通ること20分程。御飯の友に封入されているものと同じ状態になります。
ベルトコンベアでどんどん運ばれていきます。乾燥機で1日1トンほど生産できるそうです。
1トン=1,000kgで、 1,000,000gだから、一食タイプの小袋は2.5gなので…。
単純に考えて40万食分!?毎日稼働している訳ではないそうですが、すごいですね!!
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