「小豆カフェ KOMAME cafe」天草下島、水田景観に建つ古民家カフェ
こんにちは。昨今のカフェ来訪にはとかく女子力が求められがちなところです。
が…!特段女子ではありませんが、ノハラ[36歳・男性]が取材した、おるとくまもと的におすすめカフェ情報をお届けいたしたいと思います。
水田に囲まれた古民家リノベーションカフェ
今回ご紹介するのは、こんな立地のカフェです。
まわりを水田に囲われた中に建つ古民家をリノベーションしたカフェ。
「小豆カフェ」さんです。
「小豆」は「あずき」ではなく「こまめ」と読んでください。
アルファベット表記だと「KOMAME cafe」さんですね。
場所はコチラ、天草下島の東海岸、新和町にあります。
天草の中心地である本渡から、車で約10分。
春の訪れを告げるシロウオ(酢醤油で「踊り食い」する、あの魚です)が取れることで知られる大宮地川河口を渡り、少し川を遡る方へ向かうと小豆カフェさんに到着です。
(ポイントポイントに小さな看板が立てられているのでそちらも目印に)
小豆カフェの看板。
小豆カフェの外観。
小さなお庭もあります。遅咲きの椿が咲いていました。
中にはいったところ。ショーケースで小物の販売も。
庭の借景は水田の景色。今は田植えがおわったところ。(4月初旬)
天草出身、尼崎出身のUターン&Iターン夫婦
小豆カフェをされているのは、中林さんご夫婦。
中林優子さん(1978年生まれ)と淳さん(1976年生まれ)。
優子さんはもともと天草出身。20代中頃に、自分のカフェを開きたいという思いを持ちながら、熊本市内のカフェで働いていたそうです。
30歳を越えたころ尼崎出身の淳さんと出会い、その後、結婚。
旅好きで、世界中を旅してきた淳さんは、土に近い生活をしたいと思っていたこともあり、夫婦で天草にカフェをオープンする計画が始まります。
天草で探し、辿り着いた古民家
2013年に、新和町の築70年の古民家にたどり着き、地元の大工さんと相談しながらカフェ(兼自宅)にリノベーション、2014年5月に小豆カフェをオープンしました。
カフェの名前は奥さんが、「気がついたら子どもの頃からアズキをはじめとした豆類が大好きだった(笑)」ということと、労を惜しまない、といった意味の「こまめ」からこの名前をつけたそうです。
古民家の二間を抜き、畳は杉板に張り替えて。
このテーブルは淳さんが古材でつくったお手製。
優子さんのお気に入りは、カフェに使おうと手元にあった白枠のガラス戸。
大きさが全然合わなかったものを淳さんが木材で枠をつくって嵌め込めるように合わせてくれたそうです。
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