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ノハラ

熊本城を訪ねて vol.01 熊本地震後1年を迎えた「くまもとよかとこ案内人の会」

みなさんこんにちは!ゴールデンウィークはどこかの離島にでも行こうかと考えているノハラです。

さて、熊本地震後1年が経過しました。ご存知の通り、熊本観光の名所のひとつ熊本城も大きく被災し、復旧・復興が進められているところです。

今回は、長年熊本城のガイドを続けてきた「くまもとよかとこ案内人の会」の現在の活動の様子を取材させていただきました。
(取材:2017年4月25日)

はじめに−熊本城についておさらい

はじめに簡単に熊本城についておさらいしたいと思います。
いろいろネットで見たのですが、結局一番簡潔にまとまっているのは、ウィキペディアさんでした。
引用します。

熊本城(くまもとじょう)は、現在の熊本県熊本市中央区に築かれた安土桃山時代から江戸時代の日本の城。別名「銀杏城(ぎんなんじょう)」。
加藤清正が中世城郭を取り込み改築した平山城で、加藤氏改易後の江戸時代の大半は熊本藩細川家の居城。明治の西南戦争の戦場となった。西南戦争の直前に大小天守や御殿など本丸の建築群が焼失し、現在の天守は1960年の再建である。宇土櫓などの現存する櫓・城門・塀13棟は国の重要文化財に指定されている。また、城跡は「熊本城跡」として国の特別史跡に指定されている。
天守閣内部には熊本市立熊本博物館の分館としての展示があり、公式には熊本城の再建天守閣内部は「熊本市立熊本博物館分館」となっている。
2016年4月の熊本地震の際に、現存石垣をはじめ宇土櫓などの文化財建造物、大小天守などの復元・復興建築が被災した。
「熊本城」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2017年4月24日 (月) 13:19 UTC
URL: http://ja.wikipedia.org

熊本城のオフィシャルホームページはこちら。充実の内容です。
「お知らせ」ページには復旧工事の予定も掲載されています。
[熊本城オフィシャルホームページ]

熊本城は熊本市内、中心市街地にほど近いところにあります。
(というか城下町が市街地になったわけですが)

熊本城周辺までは様々なアクセス方法がありますが、公共交通機関を利用の場合は、交通センター(バスターミナル)または、熊本城周辺の電停(路面電車停留場)を利用するのが便利です。
交通センター…徒歩5分
花畑町電停…徒歩5分
熊本城・市役所前電停より…徒歩3分

熊本市街の中心から見ると熊本城はこんな感じに見えます。
大天守が見えていますね。(2017年4月25日通町筋電停より撮影)

ボランティアガイドの村田さん

今回は、関西からのツアーの旅行者への案内に同行し、取材させていただきました。
(旅行者の皆さん、旅行会社さん、取材同行ご快諾ありがとうございました)


担当されたガイドは、村田葉子さん(1947年生まれ・天草出身)。
同級生がもともと「くまもとよかとこ案内人の会」のボランティアガイドをされていて、英語の勉強ができると聞いて(もともと英語がお好きだそうです)、2015年の新規ボランティアガイド募集に応募。
一昨年の9月からガイドをはじめた、「新人ガイド」さんです(本人談)。

取材したコースは「今こそ熊本城 外回り60分コース」。
地震後に新設された「二の丸広場」から「加藤神社」の往復の行程で、見学時間を長く取れない方、長時間歩くのはちょっとツライ…という方におすすめのコースなのだそうです。

今こそ熊本城 外回り60分コース(1)

それでは、同行させていただいた「今こそ熊本城 外回り60分コース」を写真とともに、ご紹介します。


熊本地震前の案内コースでは写真正面の道を行き、天守閣へと向かったそうですが、現在は立ち入り禁止となっているため、二の丸広場を通り加藤神社へ向かいます。
地震前とコースが違うので、熊本城で案内を受けたことがある人も、熊本城のまた違った一面に出会えるそうです。


天守閣を右手に見て、熊本城の成り立ちや加藤清正の話を聴きながら二の丸広場を進みます。
二の丸広場は、かつては家老や重臣たちの屋敷が立ち並んでいたのだそうです。大きな楠もあります。


二の丸広場を進むと戌亥櫓(いぬいやぐら)に近づきます。
地震で石垣が崩れ、角石が櫓を支えているのが見えます。
(報道で有名なのは6段ほどの角石が柱状になって櫓を支えている「飯田丸五階櫓」)
また、テレビなどでもよく取り上げられた、石垣の中に詰められていた裏込石(うらごめいし)=栗石(ぐりいし)が出て来ているのがわかります。


「裏込石は、川にあるような丸い石なのですが、櫓の横の崩れた石垣の上の方、白っぽい石は角張っていて違う石です。あの石は昭和45年から50年にかけて行われた改修時にいれたもので、川の石ではないんですね」
と村田さんの説明。現場で実物を見ながらだからこそ聞ける解説です。(マニアック!)
しかし、それもそのはず、「新人ガイド」とはおっしゃっていたけれど、ガイドになる前に半年近くかけて専門家が講師を務める10数回の研修をしていて、かつ、ボランティアガイドは熊本城以外にもくまもとさるくなど活躍の頻度も多いんです。

>次ページは「今こそ熊本城 外回り60分コース(2)」

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キュレーター紹介

ノハラ

千葉県生まれ。縁もゆかりもなかった天草の離島・御所浦に、学生時分に縁ができ、数年前から島住まいです。 趣味は和船、櫓漕ぎなど。お刺身をはじめとした魚料理が好きで「おいしい魚を食べ続けられるように」というのがここ最近の気持ち。

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