【ようこそ!キャバレーニュー白馬へ】八代が誇る、日本で唯一現存するキャバレー
白馬の歴史は、八代の歴史―日本のキャバレー文化の息吹を今に伝える『キャバレーニュー白馬』。高度成長期、夜の社交場として輝き、今も魅了するその魅力を探ります。坂本慎太郎さんのライブをはじめ、著名人も足繁く通う、八代の夜を彩る至宝。一度は体験せずして、八代の夜を語ることはできません!
こんにちわ。 やつしろぷれす編集部のさびろんです。
白馬の歴史は、八代の歴史。
日本の高度成長期、煌びやかな夜の町の象徴として
賑わいを見せたキャバレー。
今もなお多くのファンを魅了する、
国内唯一となった『キャバレーニュー白馬』の今をご紹介します。
「歴史は夜動く」を実感。歌って踊れる夜の社交場
高度成長期の日本のこれからを所領するように天高くそびえ立つ東京タワーが完成した昭和33年。時同じくして『キャバレー白馬』が八代市本町2丁目に誕生しました。
売春防止法が施工され、夜の待ちの在り方が変わりつつある中、「キャバレー」はお酒を飲みながら生演奏やダンスを楽しめる社交場として日本全国に点在していました。
八代にも、白馬のほか『クロンボ』『たそがれ』『デデン』が夜の街の代表格に。
当時八代の4大工場やい草の仲買人も接待の場所として利用していたそうです。大物政治家たちの姿も夜な夜な見受けられ、「『歴史は夜動く!』ことを、アルバイトをしていた大学生時代から目にしていた」と、現白馬代表の池田さんは振り返ります。
時代のニーズに合わせた新たなキャバレーとして
昭和39年に現在地(本町1丁目)に移転。池田さんは創業者・西田勝己さん右腕となり、入社後も休みなく働き続けました。「365日24時間、親父から電話があればすぐに駆け付ける。そんな親子以上の関係性を築けたのも、親父の人としての懐の深さに惚れ込んでいたから」と語ります。
西田さんからキャバレー白馬を受け継いだのは15年前。店名を『キャバレーニュー白馬』とし、西田さんの妻、97歳の大ママこと西田フサエさんと共に白馬を支えてきました。
時代の変遷と共に夜の街を楽しむ選択肢が増え、キャバレーが街から姿を消していく中、昭和遺産の歴史を感じられる建物や店内の風格はそのままに、時代のニーズを取り入れた新たなキャバレーとして生まれ変わりつつあります。「親父と大ママが命を懸けて続けてきた店。日本に残る最後のキャバレーの灯をこれからも守っていきたい」と話す池田さん。
昭和、平成、令和の時代の荒波を越えてきた国内唯一のキャバレー白馬の歴史は、まさに八代の歴史そのものなのです。
さあ、店内へ。
昭和遺産ともいえる白馬の魅力を写真でご紹介します。
ゴージャスな石張りのエントランスを入ると左手に壁一面を覆う巨大な絵が飾られています。
ロビーの先には螺旋階段があり、一段降りるごとに、華やかな夜の世界に引き込まれていく高揚感に包まれます。
階段を降りると赤・青・緑の床ネオンも当時のまま。
白いカバーのかけられた赤いビロードのボックス席が昭和感を醸し出します。
バンド演奏が行われるステージと広いダンスホールが。
生バンドをバックにカラオケが歌えるという贅沢!
ダンスホールの真上にある存在感のある巨大シャンデリア。
先代が買い手の決まっていたものを気に入り、倍の価格で手に入れたという想い入れのある品。
このシャンデリアこそがキャバレーニュー白馬のトレードマークかも。
フロアをキラキラと照らし、現を忘れさせてくれる
ミラーボールにうっとり…
さあ、『キャバレーニュー白馬』の魅力がほんの少しでも伝わったでしょうか。
店内に一歩足を踏み入れると当時の華やかな社交場の雰囲気がすっぽりと包んでくれます。間違いなくテンション上がります!
今は、多くの八代市民が飲み会、同窓会、イベント、ライブなどで利用し、貸し切りで利用することも多く、贅沢に使わせていただいています。
昨年12月には坂本慎太郎のライブも開催され、全国から200人のファンが来場しました。他にも多くの著名人が訪れている貴重なお店。作家の村上春樹も某雑誌にキャバレーニュー白馬のことを紹介していました。
八代の夜を楽しむなら外せないお店。ぜひ一度覗いてみませんか?
・1名様 男性5500円 女性4000円
・2~4名様 男性5000円 女性3000円
・5名様 男性4500円 女性3000円
・6名以上 男性 4000円 女性3000円
・男女ペア割 8000円
※延長は30分2000円
※18歳未満は入場できません。
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