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おるとくまもと編集部

熊本市内で気軽に楽しもう! 世界が注目する熊本ワインを訪ねて。

世界的に評価の高い熊本ワインの魅力。

 

今、熊本を訪れる観光客の間で注目度が急上昇中しているキーワードをご存知ですか? それは「熊本ワイン」!

 

熊本でもワインを作っているの?と意外に思われる方も多いのではないでしょうか。全国的に知られる山梨県や長野県と比べると、まだまだ知名度が低い熊本ワイン。しかし「世界に通用するワインを」という信念のもと、丁寧につくられた熊本ワインは、非常に美味しいと話題を呼んでいるんです。

 

熊本ワインとは?

平成11年より『熊本ワイン株式会社』が運営する『熊本ワイナリー』で製造が始まった、熊本オリジナルブランドのワイン。当初は「巨峰」「マスカット・ベーリーA」の2品種からスタート、現在では熊本県内の山鹿地区、植木地区、菊池地区、益城地区、不知火地区、熊本市内と産地も広範囲に亘り、良質なぶどうの持ち味を生かしたワイン造りを確立しています。

 

 

なかでも、熊本県北部にある山鹿市菊鹿産のぶどうを100%使って醸造された「菊鹿ワイン」は、「ジャパン・ワイン・チャレンジ2009」において「最優秀新世界白ワイントロフィー」を受賞。日本ワインコンクールでは2度の金賞を受賞するなど、世界中から注目を集めている傑作ワインなんです。

 

今やプレミアがつくほどの希少ワインとなった「菊鹿ワイン」や、同じく熊本ワイン株式会社が製造を行っている熊本生まれのワイン。

 

熊本城やアーケード街といった市街地観光を楽しみながら、気軽に満喫できないところはないの? そんな声にお応えして、おるとくまもと編集部オススメのスポットを紹介します!

 

熊本城を眺めながら、熊本ワインで乾杯!

 

最初にやってきたのは、熊本城観光のメッカ。熊本県内中の“うまかもん”や、定番のお土産を網羅した観光施設『桜の馬場 城彩苑』です。

 

江戸時代を模した町並みに、甘味処やお茶屋さん、郷土料理店などが軒を連ねる華やかなストリート。その一画の『くまもと酒蔵』の奥に、カジュアルな立ち呑みスタイルで熊本県産のお酒を楽しめるショップ&BAR 『くまBAR』があります。

 

店内には…

 

ありました! 熊本の花々をエチケットにあしらった「肥後六花」シリーズや、甘く濃厚な風味が広がるデザートワイン「巨峰のしずく エッセンス」など、人気の熊本ワインが並んでいます。

 

 

価格は「肥後六花」シリーズが720ml 1,543円〜、360ml 822円。「巨峰のしずく エッセンス」も720ml 2,571円とお手頃! ギフトや自宅用に購入したいけど、荷物が重くなるのはちょっとね…という方は、苑内の配送センターから全国発送もできますよ。

 

さらに、これらの熊本ワインは店内にあるカウンターでいただくことも可能です。グラス1杯400〜500円(写真はロゼ400円)と、やはりリーズナブル。

 

美しく透き通ったロゼワインを口に含んでみると、キリッと辛口で飲みやすいですね! 肉料理はもちろん、お魚料理やサラダ、フルーツとも相性がよく、幅広い食事に合うそうです。

 

スタッフの濱田さんに伺ったところ、肥後六花シリーズの魅力は、渋みが少ない甘口の「キャンベル・アーリー」や、和食との相性抜群の「デラウェア」など、個性豊かな味わいが揃っているところ、とのこと。

 

残念ながら、希少な菊鹿ワインは時期によって入荷にバラつきがあるそうで…。もし出逢えたら、超ラッキーかもしれません!

プラスチックのワイングラスも販売しているので、春にはボトルワインを購入してお花見を楽しむ人も多いとか。

写真のようなハーフボトルを購入して、少しずつ味見をするのもオススメです。

 

【DATA】

旬彩館 桜の小路店 くまもと酒蔵

桜の馬場 城彩苑

 

住  所 熊本市中央区二の丸1-1-1

電  話 096-288-5588

営業時間 9:00〜19:00※12〜2月は〜18:00

定休日  年末年始

駐車場  桜の馬場 共同駐車場

URL    https://www.kyusanko.co.jp/retail/kumaliquor/

 

 

 

 

 

心豊かな昼飲み文化を熊本で!

ワイン×料理が紡ぐ最高の関係

 

次は、ワインと料理のマリアージュを堪能しに参りましょう。熊本散策の合間に訪れたいのは、熊本市中心街のなかでも緑が多く、閑静なエリア。『手取天満宮』参道にあるお店『ビストロ&ワインバー タナカ』です。パリの街角を思わせるハイセンスな店構えに、ちょっと緊張…。

 

と思いきや、優しい笑顔のソムリエ・オーナーでもある田中年記さんと、才能あふれる若きシェフ、森山貴史さんが出迎えてくれました。

 

落ち着いた雰囲気の店内には、こちらのバーカウンターと向き合う形で、もうひとつカウンターが!? 田中ソムリエ、これってどんな意味があるんでしょうか?

 

「入り口から向かって右側は、ワインバーのカウンター。左側はビストロのカウンターです。うちは、同じフロア内にビストロとワインバー、ワインを中心とするギフトショップが融合した店なんですよ。ビストロのランチタイムは13:00〜16:00ですが、ワインバーは15:00開店。ランチで軽くワインを楽しんで、もう少し飲みたいなというお客様は、そのままワインバーのカウンターに移動してゆっくり寛いでいただける、といったスタイルですね」

 

「もちろん夜1:00のバー閉店までは、ビストロのカウンターやテーブル席などお好みの場所で自由にお過ごしいただけますよ」と森山シェフ。それは斬新、だけどとっても居心地がよさそう! ちょっと遅めのランチとグラスワインを1杯のつもりが、ついつい楽しくなって日が暮れていく…なんて休日、実に優雅ですね。

 

2,000円のランチコースのメインの一皿がやってきました。なるべく地元の美味しい食材を使いたいと語るシェフ自慢の逸品は、山鹿市にある高森農場のポークソテー。

 

脂身まで上品で甘く、旨みの強い豚肉と酸味のきいたデミグラスソース、すっきりとした菊鹿のシャルドネが実によく合います。そう、ちゃっかりグラス1,200円〜の菊鹿ワインも頼んでしまいました! 熊本市内でも、菊鹿ワインが昼からいただけるお店は相当希少なのでは?

 

「そうですね。当店ではメニューに載せている銘柄以外にも、ご要望に合わせて菊鹿ワインをお出ししています。料理とワインの組み合わせの妙を、最大限に味わっていただけるようお手伝いしますよ」と田中ソムリエ。

 

「ワインには詳しくないんだけど…と躊躇される方もいらっしゃいますが、気負わずに普段づかいしていただけたら。観光や出張で県外から訪ねてくださるお客様も大歓迎です」

 

 

最高の料理とワインをいただいた後は、隣接するギフトショップへ。圧巻のワインセラーに加え、ラッピングやワイングラス、ワインに合うおつまみなど、充実の品揃え!

 

「ワイン単体というより、ワインのあるライフスタイルを提案するお店です。ランチタイム及びバーのハッピーアワーの時間帯のみ、気に入ったワインを店内にお持ち込みいただいて、料理と一緒に召し上がっていただけますよ」とエレガントなマダムもにっこり。

 

「うちは、周りを気にせず存分に昼飲みを楽しんでいただける店。まだまだ熊本では浸透していませんが、昼飲みは休日を豊かにする大切な文化です。ぜひぜひ、ランチと一緒に熊本のワインを味わいにいらしてください」と見送ってくださったおふたり。いやぁ〜、昼飲み、クセになりそうです。

 

【DATA】

ビストロ&ワインバー タナカ

ワインショップ タナカ

 

住  所 熊本市中央区上通町3-26Casa de Piano1F

電  話 096-351-4424(ビストロ&ワインバー タナカ)

096-245-7683(ワインギフト タナカ)

営行時間 13:00〜翌1:00※日曜は〜23:00

ランチ提供13:00〜15:30/ディナー提供18:00〜22:00

※その他の時間帯はワインバーとして利用可

定休日  月曜、火曜ランチタイム(月1回連休あり)

駐車場  なし

URL    http://www.ne.jp/asahi/wine/tanaka/index.html

 

 

 

 

 

 

 

熊本ワイン×熊本食材のマリアージュ

相性がいいのはどんな料理?

 

 

お店でプロのサービスを堪能するのも最高ですが、日常的に小さな贅沢を楽しむのも素敵ですよね。ホームパーティや普段の食事に熊本ワインを合わせるとしたら、どんなことに気をつけるといいのでしょうか?

 

一般的に、料理の「色・温度・味わい」によって、ワインとの相性が変わると言われています。

 

色…料理の色が全体的に白い(薄い)場合は白ワイン、濃い(赤い)場合は赤ワインを

温度…冷たい料理にはすっきりと軽めのワイン、熱い料理には重めのワインを

味わい…シンプルな味付けの料理には軽めのワインを、濃厚な料理には重めのワインを

 

ワインにもさまざまな個性があるので一概にはいえませんが、家飲みの際には上記を参考にしてみてくださいね。

 

例えば、熊本が誇るブランド地鶏「天草大王」や「肥後のうまか赤鶏」を使った焼き鳥やソテーを合わせる場合、塩味なら「ロゼ」や、しっかりとした白ワイン「デラウェア」を。たれ味なら、ミディアムから重めの赤ワイン「マスカットベーリーA」がぴったり。同じく肥後六花シリーズには、佃煮に合う赤ワインもあったりするとか!? 「和食はどうかな?」「イタリアンにはやっぱり白ワイン?」など、自分なりのお気に入りの組み合わせを探してみるのも、また楽しいものです。

 

 

いかがでしたか? 熊本のお酒文化に新たな風を吹き込んでいる熊本ワインの世界。熊本市を訪れる際は、ぜひ気軽に味わってみてくださいね。

 

 

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熊本の食と観光をPRしたい!おるとくまもと編集部は熊本の新しい魅力を発見するために日々県内のいろんな所でいろんなモノやコトを探しています。

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