サウナー大注目の聖地「湯らっくす」社長×本田直之の初談義!デスティネーション・サウナとは?
ドラマ『サ道』から雑誌『SAUNA BROS. 』、ファッション、テントサウナなど大流行中の「サウナー」。そのキーマンたちのサウナ対談が実現。今旬の人たちにフォーカスする「ALT_PEOPLES オルトーク」
今旬で注目の人にフォーカスする「ALT_PEOPLES オルトーク」
空前のブームとなりつつある「サウナー」。 ※以前の記事、サウナーブーム到来!熊本が誇るサウナの新聖地とは?
その仕掛け人の一人と言えるキーマンたちによる、サウナ対談が実現。
(写真左)MAD MAXや日本一深い水風呂のプロデュースで熊本の観光地化する『湯らっくす』代表・西生吉孝 氏
「レバレッジシリーズ」など累計300万部を超えるベストセラー作家/実業家の本田直之 氏
サウナ 西の聖地・湯らっくすの存在価値とは?
ナオさん(=本田直之さん)は熊本へ来る機会が多くなったのは、湯らっくすがあることが大きく影響してますよね。デスティネーション・サウナの地でもある熊本、とりわけ湯らっくすはナオさんにとって、どのような存在でしょうか?
全国見渡しても、サウナ施設でここまでやりきっている施設は他にないよね。
それと何より、
西生さんのサウナ愛が、溢れまくっていること。
これが一番の存在価値。MAD MAXや日本一深い水風呂など目立つものがあるが、
それ以上に、深いサウナ愛を体感できることが素晴らしい。
そういって頂けると嬉しいですね。確かにMAD MAXを武器にやっていることで、
よくこだわっていると皆様からお褒めの言葉をいただきます。
それはありがたいことですが、本音で言うと実は、これに関しては意図して特段こだわってやってる、という認識がなく・・・。ただただ必死に好きなことを、一生懸命やって、いいものにしようという想いだけというのが本音で・・・。
【ナ】
まさにそうなんだよね、サウナが好きだからそうなる。個人的にもここの、メディテーションサウナは特に好きかな。
そもそもサウナにテレビがあったりするのがあまり好きじゃないんだよね。静かなサウナが好き。
暗くて、音もしなくて、サウナは本来、瞑想に近いものがある。
この規模のサウナで、これだけ瞑想に近い形を作り上げているのは全国的にも珍しい。
※サウナー仲間:サウナ師匠×ととのえ親方のブランド『TTNE』プロサウナーT着用
https://saunatime.jp/articles/28/
【西】
全国・世界各地のメディテーションサウナを見てきて、たどり着いたのがこの形で。お客さん主導のサウナではなくて、いかに自分が好きかどうかが大事であると考えてやってます。
それが結果的に、個性になり、強みになると思ってますから。
※メディテーションサウナとは…こちら
※コチラの別記事も大反響!【サウナーの聖地、驚きと感動に満ちたネオ熊本サウナ体験記】
改めて問う。湯らっくすサウナの本当の楽しみ方「3つの心得」とは?
【ツ】
お二人が世界、全国各地のサウナ施設を見てきた中で、サウナ初心者の方やサウナーが、本当の意味でも湯らっくすを深く味わうための楽しみ方を教えてください。
【サウナ心得その① 】 ナオさんは、時間にして何分入るのがベストと思いますか?
【ナ】
サウナを楽しむ時間について、よく尋ねられることが多いけど、実は、そもそもサウナの時間を計ったことがない。
特に、ここのメディテーションサウナでは時間を気にせず入りたい。いや、入るべき。
今はサウナブームであり、結構な人が時間を計って入ってるのが見受けられる。
けど、皆さん温泉に入るときは〇分入ろうとか決めずに気づいたら長く浸かっていた、という経験があるよね?
サウナそのものも、もっと文化になってくれば、時間を気にしなくなると思う。だって、それこそが本質だから。
【西】
熊本にいる知人のフィンランドの方も。同じことをおっしゃってましたね。
「なんで日本人は、サウナに入る時間を計っているのだろう?」って。
でも、それも日本人らしいというか。
ここまでサウナがブームになると、初心者向けには、ある程度、こんな型があった方が良いのかなとは思いますね。
そして、だんだん慣れてくると、自分の型を持つようになると良いのかな。本田さんのようなサウナの入り方が最終的に自分の型になっていくような・・・ね。
【ツ】
とてもその考え深いですね~、自分自身の「流派」を持つということですね。
https://tripadviser.buyshop.jp/
【サウナ心得その② 】未来予想2022 サウナの行く先にあるものとは?
【ツ】
年末あたりにキャズムを超えそうなサウナブームですが、サウナ・カルチャーの未来はどうなると予想されていますか?
【ナ】
最近では、自宅にサウナを作る人が増えてきている。
日本文化で、自宅に風呂がない人は少ないように、同じような形でサウナが生活の一部になると思う。
フィンランドでは、家にサウナがあっても全く驚かれない。そのような状況に日本も近々なるだろうし、そうなるとまた湯らっくすのような本格サウナ施設の未来も変わってくるかもしれない。
【西】
そうですねぇ。・・・・・・(数秒沈黙)。うーん、サウナの未来ですかぁ。正直、あまり考えたことがないですね(笑)。
でも、
これだけサウナブームが広がっている中で、事故だけはないように、と気をつけています。事故が起きると、ブームが一気にしぼんでしまうので。
これからサウナ施設や一般の方々がサウナを始めるところが増えてくるからこそですが、くれぐれも、サウナーの皆さんには、そこだけは気を付けてほしい。
あえてサウナの未来を語るならば、
サウナが好きになって、温泉が好きになるという逆パターンもあると思う。
そういったパターンが広まってくれると、風呂屋のボクとしては嬉しい限りですよ。
コロナの影響もあるのか、最近は、若者世代の利用が急増していますね。
コロナ禍の以前は30代以上の方の利用が多かった。最近はサウナを紹介する雑誌もモデルが20代になっている流れもあるんです。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09104252
いわゆるサウナビルダーが、20代に進化していってる。
それだけ、サウナの利用者は全世代に広がっているんだと思います。
中でも20代の若者が、自分たち独特のサウナ文化をつくりあげる動きはおもしろい。
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逆に、僕ら世代のサウナ文化が追いやられるかもしれませんね(苦笑)
【サウナ心得その③】観光視点から見る、今後の熊本サウナーの価値
【ツ】
最後の質問です。
湯らっくすが全国から「西の聖地」と評されたことで熊本の『デスティネーション・サウナ』となり、つまり郷土の観光文化の1つとなっていると感じています。サウナを基軸としたデスティネーション・サウナを例として、熊本の観光はこれからどうあるべきだとお考えですか?
【ナ】
熊本だけじゃなく全国に共通して、観光は「個の力」だよ。
観光=観光施設を作るというイメージがあるが、それは観光の本質ではない。
地域にあるもの、例えば、地元文化をいかにフォーカスしてあげれるかが重要。
わざわざ、デスティネーションとしての目的の文化や施設があれば、
そこが好きな人や、興味を持った人は、どこまででも永遠に行く。
よくさ、
交通の便がよければもっと人が来るのに・・・とか、悩み?とかグチを聞く時あるけど、それはさ、
悩みではなく、言い訳でしょって(笑)。
デスティネーションとして魅力的なものがその地域にあり、逆に交通の便が悪ければ、人はなおさらそこに行きたくなる。
熊本も含め、九州は可能性をたくさん秘めてて、それぞれの地域としての良さがあるので、そこを「個々の力」として、いかに活かしていくかが熊本観光のポイントだと感じるよね。凄くポテンシャルがあるから。
※おると編集部の補足※ デスティネーション・レストランで、日本の旅と食はもっと面白くなることも提言するナオさん。辻調グループ 代表の辻さん、世界No1 Foodieの浜田さんと3人で選考委員を務めるJapan TIMESが主宰の「Destination Restaurants=わざわざ旅する価値のあるレストラン」を表彰するアワード。こちらも注目です! https://authentic-japan-selection.japantimes.com/jp
【西】
その言葉、とても共感できます。
なぜ僕がフィンランドのような本場の、本当のサウナを目指さないのか?
それは熊本は、日本というところの地方に存在するからです。 例えるなら、
ブルース・リーのように、ハリウッドスターではあるものの、香港で頑張っているようなイメージ。
だから、
地方の熊本は、ブルース・リーでなきゃいけないんだよ!
地方に魅力があって、わざわざ何時間もかけて行く魅力があるから、楽しみでもある。
湯らっくすも、ブルース・リーになれるよう精一杯頑張っていきますよ!!
☞☞☞インタビューを終えて、こんなことを考えたおると編集後記
「人生は壮大な実験だ。」ナオさんの言葉がある。まさしく「地方は今こそ壮大な実験の連続を繰り返す時代」へ。デスティネーション・サウナは、熊本・九州にとって、全国、世界と渡り歩くための武器になると確信した。湯らっくすの西生さんをはじめ、御船山楽園ホテルの小原さんたちの(2社ともに、ドラマ「サ道」の最終回を飾る!)ようなカリスマ的「サウナ変態愛オーナー」こそが、九州観光を牽引していくネクストリーダーだ。
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