【九州屈指の農業王国!】やつしろのおいしいもの巡り〜山下さんのイチゴ編〜
豊かな自然に恵まれ、年間を通じて多くの農作物を生産する八代地域。そんな“やつしろのおいしいもの”を巡るこの企画、第一弾は「イチゴ🍓」!! 今が旬のイチゴを使ったスイーツ情報や生産農家さんのインタビューとともに、昨年スタートした新プロジェクト「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」の取り組みをお伝えします♪
こんにちは!
熊本の旅×食がだいすきなたびーなです
突然ですが皆さん、「やつしろのおいしいもの」といえば何を思い浮かべますか♪
八代の農作物として全国的に有名なトマトや晩白柚のほかにも、九州、いや全国トップクラスの生産量を誇る野菜や果物がたくさんあるんです。
西に内海の不知火海、中央には水田平野、東には九州山地のほか球磨川や氷川などの清流が流れ、豊かな自然に恵まれている八代は、まさに、全国でも有数の農業生産地帯!
「やつしろのおいしいもの巡り」第一弾の今回は、今が旬の「いちご🍓」に注目✨✨八代市日奈久地区にある『山下いちご農園』のこだわりイチゴを使ったスイーツや、生産農家さんへのインタビューをご紹介します♪
『山下いちご農園』(八代市日奈久地区)で生産しているイチゴは、大粒で鮮やかな紅色をした熊本県オリジナルの品種「ゆうべに」。
『山下いちご農園』が手がける“甘さと酸味のバランスがとれたイチゴ”は、熊本・八代市内のカフェやスイーツ店でも大好評!
まずは、同園のイチゴを取り扱っているお店を3店舗ご紹介します✨(イチゴへのこだわりについては、記事後半のインタビューでご紹介しますね🐝)
『山下いちご農園』のこだわりイチゴを使ったスイーツ店3選
1.【八代市古閑中町】ONION’S Bakery(オニオンズベーカリー)
『山下いちご農園』のあま〜いイチゴと、カスタードクリームが相性抜群!「いちごのデニッシュ」
2020年秋、あめいろ工務店がプロデュースするくらしの施設HOBにオープンしたベーカリー『ONION’S Bakery』。
国産小麦や無添加生地など、素材にこだわる同店で毎年大人気の商品が「いちごのデニッシュ」です。
毎年、イチゴが旬を迎える5月上旬ごろまで販売されています。
2.【八代市本町】Natural Sweets and + Snowman(スノーマン)
『山下いちご農園』のイチゴは果肉が柔らかく、ジューシー。オススメは「苺の生シュー」
八代本町商店街のアーケード沿いにあるケーキ店『Snowman』は、旬の果物を使ったケーキやスイーツが人気のお店。
店内のショーケースには11月中旬から春先まで、『山下いちご農園』のイチゴを使ったスイーツがズラリと並びます。2階席ではイートインもできますよ。
Natural Sweets and + Snowman(スノーマン)
3.【熊本市中央区】N-orangette(エヌオランジェット)
『山下いちご農園』のイチゴを使った「ストロベリーショート」。プレーンのシフォンの中には生クリームがぎっしり♡
焼きたてシフォンケーキの専門店『N-orangette』。
「プレーン」「ショコラ」といった定番から季節の果物や生チョコを使った“生シフォン”まで種類豊富にそろいます(1個280円〜)。
当日のラインアップや県内各地のイベント出店情報はInstagramをチェック!
“やつしろの農業”を支える『山下いちご農園』代表・山下辰巳さんにお話を伺いました!
今回ご紹介したスイーツに使われているイチゴを作っているのは、八代市日奈久地区で『山下いちご農園 』を経営している山下辰巳さん。
就農のきっかけやイチゴへのこだわり、これからの“やつしろの農業”に対する想いを伺いました。
🍓就農のきっかけ
祖父母の代から続く農家に生まれ大津高等学校を卒業後、サッカー留学のためブラジルへ渡りました。帰郷した後、自分の夢を応援してくれた両親への恩返しのために22歳で就農。現在はJAやつしろ昭和いちご部会の青年部に所属し、両親や奥さんと一緒にイチゴ栽培や未来の農業を担う人材育成に取り組んでいます。
🍓『山下いちご農園』のこだわり
(山下さんコメント)
私たち『山下いちご農園』のイチゴ「ゆうべに」は、大粒で、甘くて、ジューシー!! そんなおいしいイチゴを作るために、特に次の3つに注力し、毎年約23トンものイチゴを生産・出荷しています。
- 微生物を学び土からしっかり作り、いい苗を作って植えること
- なるべく最小限の農薬の使用でいいような管理をすること
- 自然環境がどんどん変わっていく中で、イチゴ自体の免疫を上げる工夫をすること
ミネラル分豊かな干拓地・八代という環境にも恵まれ、おいしいイチゴが育っています。イチゴの収穫は12月から5月までのロングラン。大変なことも多いですが、家族や仲間と愛情&魂を込めて作っています!
🍓八代市のふるさと納税返礼品としても好評です
熊本県JAやつしろ昭和いちご部会の若い生産者が作った熊本県オリジナル「ゆうべに」いちごです。「ゆうべに」は、華やかな紅色で、甘さと酸味のバランスが絶妙なバランス!果汁たっぷりのみずみずしい食感のいちごです。
🍓“やつしろの農業”への想い
(山下さんコメント)
やつしろにはおいしい農産物がたくさんありますが、イチゴに限らず労働者が圧倒的に足りていません。「人が減っても収穫量は減らない」ため農家への負担は大きく、雇用がうまくいっていない農家は休日返上で作業をすることも少なくありません。
そんな課題を解決するために私は、「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」に参画し、八代の農業の未来を“省力化・担い手確保”の視点で考えるプロジェクトチームに参加しています。
事務局や行政、専門家の方、そして私たち生産者。常日ごろから感じている課題や危機感について一緒に解決法を模索するなか、“やつしろの農業”に明るい未来を感じることができています。
ぜひ実現して自分達がやっている作業も効率化し、“やつしろの農業”の魅力を上げていきたいですね!
山下さんが、“やつしろの農業”の未来を支える地元若手農業者14名と一緒に参加しているプロジェクトがこちら!
“やつしろの農業”の危機を救う新プロジェクト「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」
山下さんを含む地元の若手農家が3つのプロジェクトチームに分かれ、調査・研究。およそ3年をかけて実証事業が行われます。
①省力化・担い手確保
②やつしろ農業の魅力アップ
③クリーンな農業
チームは違えどその目的はズバリ、稼げる農業と担い手の確保! 若い農業者や女性の働きやすさなど、“新しい農業の在り方”を追求するために頑張っています!
プロジェクトの内容や中間報告など詳細は「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」公式Instagramで発信しています。こちらもぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/yatsushiro_smart_agri/
やつしろのおいしいもの巡り第一弾、いかがでしたか?
それでは、たびーなの次回の投稿もお楽しみに♡🐝
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