【※寿司の和菓子って!?】香梅の進化が止まらない!熊本魂の職人集団の本気を見た話題作のヒミツ
陣太鼓でお馴染み熊本の和菓子と言えば「香梅」。食べれば一目でわかる志の高さ、平和の使者と言える新商品がどれもワクワクするものばかりで感動!
『和菓子の世界は奥深く、果てしない夢のよう』。熊本人、県外の方でも一度はお土産に購入された方が多いだろう「お菓子の香梅」陣太鼓、武者がえし。
9月、10月の創業祭で今までにない新商品をリリースされると聞いて、白山通りの本社へ突撃取材に行ってきました。
なぜ今、あの緑の陣太鼓を創作したのか?その秘話に迫る
創業72年(昭和24年10月 1日創業)、香梅の創業祭(前半:9/3~9/30、後半:10/1~11/14)にあわせ、
今までにないヒット商品を作ろうと、新たなチャレンジ商品をリリース!午前中で完売する商品もあって連日盛り上がりを見せる中、その仕掛け人のリーダー、商品開発に携わる角谷工場長に想いを聞いてきました。
(↑写真:マスクの下で、おだやかな表情の中に情熱と愛情がみえる角谷工場長)
【おるとくまもと編集部「おるたん」・・・以下、「お」】
まずは創業祭おめでとうございます! 今年元旦に発表された特製陣太鼓抹茶に続く、抹茶商品をはじめ、新たな商品をつくったキッカケなど教えて下さい。
【お菓子の香梅「角谷工場長」・・・以下、「角」】
「お祝いありがとうございます。当社の創業者“副島梅太郎”は、『お菓子は平和の使者』と唱えておりました。 私たち社員一同、お菓子には、もめ事を収めたり日常を明るくしたり、不思議な力があると信じております。
まさに厳しいコロナ禍で、こういう時こそ新商品を展開し、熊本県民を明るく元気にしたい!
おうち時間が長くなるからこそ、お菓子がある生活が楽しくなる機会を作っていきたい。ならば、弊社の看板商品である陣太鼓をベースに、至福の時を感じられる素材とのコラボをしようと模索し、 試行錯誤の上、特製陣太鼓抹茶の開発に至りました 」
【お】
陣太鼓の良さも残しつつ、ほんのりした苦みと甘み、風味の豊かさ、豊潤さが絶妙なところが特徴的ですね。この抹茶の素材そのものが、凄くインパクトあります!
【角】
「おッ!お気づきになられて嬉しいです。実は、熊本県北で製茶業を営んでいる岳間製茶様の抹茶を使用させて頂いているんですよ。ありがたいことに、鹿本地域振興局の方たちのご紹介で、岳間産の抹茶と出会いました。 私自身、岳間製茶の生産者の方を訪ね、対話し、現場を見て、お茶づくりに対する姿勢や情熱に感銘を受けました。その思いがお茶の品質に反映されていて、一口味わったとき衝撃を受けました。これは陣太鼓と共鳴しあう味だ!と直感的に感じたのを今でも鮮明に覚えています」
【お】
地元産品を積極的に使用し、コロナ禍の今だからこそ地域を応援しようとする香梅さんの企業の姿勢が素晴らしいですね。
【角】
「ありがとうございます。とはいえ、抹茶の和菓子を香梅らしく発表する上で、一番は技術の壁が思ったより高かったですね(汗)。抹茶は生クリームやバター等の油脂分には溶けやすいため、洋菓子では容易に用いられますが、油脂分を多く含まない和菓子には非常に溶けにくく、かなりの手間と技術を要します。大納言あずきの風味を殺さず、抹茶のうまみや苦みもしっかりと主張し両輪がバランスよく主張しあう製法を研究し完成にたどり着きました。他にも『まるで◎◎◎シリーズ』の和菓子や、まだ内緒ですが『武者がえしの◎◎◎◎味』など職人の技術をフルに発揮した過去にない香梅ワールドをお届けしていく創業祭を、ぜひ体験して頂きたいです」
≪ おるとひと口メモ ≫ 今、注目される岳間地域とは…
熊本県の最北、福岡県との県境の山間部にある緑溢れる地域。たくさんの茶畑に囲まれており、澄んだ空気と、清らかな水、そして朝夕の深い霧というお茶の栽培には大変適した土地と言われる。
肥後藩主細川藩に、御前茶として献上されたお茶の里
岳間茶は1634年頃から記され、大変長い歴史をもっており、肥後54万石の城主細川忠利公により認められて以後、代々細川藩主の御前茶として用いられたとか。明治中期、蚕糸とお茶が輸出品として隆盛を極めた頃には、岳間でも天草方面からお茶摘み労働として沢山の人たちが携わり、その単調な茶摘み作業を紛らわすために、谷々から茶山唄がかけ唄として唄われていた。山茶唄保存会が結成され、鹿北茶山唄として唄い継がれ、全国大会が当地で催されている。
おうち時間を楽しく!五感で味わう新商品が面白い
おると編集部の勝手にランキング『おるとシュラン』 、新商品を実際に食べて選んだ Best 3を発表します
一品目。こちら「抹茶どら焼」
つぶ餡には岳間製茶に数種類の緑茶をブレンドしたもの。茶の葉も加えることで風味豊かな味わい。少しほろ苦いオトナ味でした。餡の美味しさが目立ちますが、実は生地の風味と食感と舌ざわりが秀逸!(まさに生地をゆっくり堪能したい、どら焼きですね。生地旨どら!)
二品目、「抹茶ぷりん リミテッド・エディション」。
この見た目、皆さんも味を想像できそうでしょ? いえいえ、私もそう思ってました。その想像の100倍斜め上いきます。 まず、スプーンを入れてビックリ。「ん?」感触ない?? するするぅ~と、入っていく初体験な感じ。なんだこれは! そして一口、口の中に入れてみると、トロトロ~と一瞬で消え、じんわ~り、ひろがるほろ苦い抹茶の香りと旨味。そして目をつぶると茶畑の風景が蘇ってくるような、ノスタルジックな思い出。うーん、なんだろ。ワインでいうところの、テロワール(風土、土地の個性)。そう、そんな感じ。古典経済学者のアダム・スミスも「ブドウ樹はどんな果樹よりも土地の個性を反映しやすい」と記しているように、和菓子も本来そうあるべきだと思い、
テロワール・ジャパニズム・プリン!と名付けよう。
三品目、ヘイ!お待ち!
Q.さて、これは
何でしょうか?
まるで『鮨匠 香梅や』?な和菓子寿司、が、SNSで只今バズってます。ブレイク中!
実はこれ『上生菓子「寿司」』という職人技の結晶のような究極のプレミアム限定商品。1つひとつ、見て、食べて、感じてほしい。中身はあえて、言いません!とにかく、凄いから。
口に入れた瞬間、子どもから大人までみんな思わずニンマリ笑顔になることだけは約束します。自分のご褒美、家族でシェア、誰かにサプライズプレゼント、おもたせ、など様々なシーンで活躍してくれる話題作です。
(↑写真:さすがは香梅さんの表現力。スーパーなど魚の鮮度品売り場にあったら、間違って買って帰りそう苦笑)
※備考:オルター食担当・春chの人気ブログ「ランチしましょ♪」でも読みやすく、おもしろい記事あり
いかがだったでしょうか?
未知なる体験を得つつ、熊本を感じる和菓子の世界を週末のおうち時間で楽しんでみて下さい♪
最後に一言。
・・・神は細部に宿る。
香梅ゴッドハンド、
おそるべし。
とっても美味しそうです♪
食べたい!
嬉しいコメントありがとうございます。 「甘いの大好き太郎」さんのオススメ甘いものなんですか? おすすめの店など教えて頂いたら、取材対象として考えたいです。これからも、宜しくお願いします♪
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