【くまもと美術探訪】第九話「肥後のやきもの大集合!くまはくコレクション展で百花繚乱・骨董品探し気分」
この春、熊本博物館でやきものコレクションが一挙大公開されています!肥後・熊本で発展したやきものの系譜を辿って学ぶだけでなく、骨董品探し気分で楽しんじゃいましょう。きなこがこの春オススメする、イチオシの展覧会です!
こんにちは!きなこの【くまもと美術探訪】第9話です。
今回のテーマは「肥後のやきもの」。
春のお散歩といっしょに、展覧会を見に行きませんか??
熊本博物館「くまはくコレクション 肥後のやきもの展」
なんとこの春、熊本博物館でやきものコレクションが一挙大公開されています!
やきものは現代でも身近なアートですよね。皆さんのお家にも一つはあるんじゃないでしょうか?
「あんな料理を盛りたい!」「この模様は何をあらわしてる?」「歴史を感じる色がすてき!」などなど、見方はいろいろ。
骨董品探しのような感覚でふらっと訪れることができる展覧会です♪
百花繚乱🌸肥後のやきもの
熊本博物館さんは、今年で70周年。
県内の多種多様な陶磁器類が収集されていて、網羅的なコレクションは珍しいんだとか。
コレクションのほんの一部…とは言っても盛りだくさんの展覧会なので、今回は一部をご紹介します!
素朴でモダン、小代焼
県北部で作られる小代焼。
小岱山の粗い粘土の質感と、高温で焼き上げられた釉薬の色味が特徴です。
展覧会で気になったのは、玉取の獅子が乗った香炉!
獅子はもちろん、ぽってりとした香炉の脚がかわいかったです♡
白い象嵌が浮かび上がる。八代焼(高田焼)
八代の名前が付いた八代焼は、細川三斎の八代入城に従って移り住んだ工人が始めたことで知られます。
茶色っぽい土に白い土を埋め込む象嵌技法で細かな模様が施される美しいやきものです。
展覧会ではニンマリと笑う獅子の香炉など、八代焼の意外な一面も見ることが出来ました!
白いお肌がうさぎにぴったり!網田焼
宇土に伝わる網田焼は、天草陶石を原料にしたホワイトカラーが特徴!
白から連想されたのか(?)、展覧会ではうさぎや花をモチーフにしたの作品が目立ちました。
清楚で可憐なイメージのやきものなので、鮮やかな和菓子に合いそう!
以上、私が気になった作品をご紹介しました!
展覧会では他の種類のやきものも展示されています。
なんと、現在確認されている限りでは県内に約50の窯があったんだとか…!
まさに肥後のやきものは百花繚乱!お好みの作品を見つけてください♪
会場でもらえるリーフレットには、わかりやすく肥後のやきものがまとめられています。
こちらも要チェックです!👀
「くまはくコレクション 肥後のやきもの展」は、5月8日まで!
それでは、次回もよい旅をbon voyage!
【NEXT】次回のくまもと美術探訪は…
記念すべき第10話!
もちろんテーマは、ぶ・つ・ぞ・う💓
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