こんにちは！

熊本の旅×食がだいすきなたびーなです

 

突然ですが皆さん、「やつしろの名産品」といえば何を思い浮かべますか♪　

 

八代の農作物として全国的に有名なトマトや晩白柚のほかにも、九州、いや全国トップクラスの生産量を誇る野菜や果物がたくさんあるんです。　

 

西に内海の不知火海、中央には水田平野、東には九州山地のほか球磨川や氷川などの清流が流れ、豊かな自然に恵まれている八代。まさに、全国でも有数の農業生産地帯！

 

　第八弾の今回は、「八代のおいしいもの巡り」改め「八代の逸品巡り」。

畳表の聖地とも言われる八代の「い草（いぐさ）」に注目✨✨い草（いぐさ）の逸品販売情報とともに、生産農家さんへのインタビューをご紹介します♪

 

清田さんのい草（いぐさ）✨

https://www.instagram.com/marutakara.kiyota/

 

清田さんは、「ひのみどり」という、美しさの反面、育てるのが難しいい草（いぐさ）を育てているんだそう。

 

まずは、八代市の逸品い草の販売情報をご紹介します✨（い草へのこだわりについては、記事後半のインタビューでご紹介しますね🐝）

 

たびーなおすすめ！ふるさと納税でも買えちゃう八代市の逸品い草（いぐさ）をピックアップ✨

1.「八代産 高級 畳表「ひのさくら」2帖 ※畳表と床（とこ）の新調」

こちらは清田さんも育てている「ひのみどり」を厳しい加工基準で織りあげた畳表で、従来のいぐさより茎が細く、色ムラのないのが特徴なんだそう。

絹織物のように肌触りがなめらかで、きめ細かい美しい畳表がたまりません✨

2.「すっぴん寝茣蓙 市松織り 195cm×90cm ねござ 熊本県産」

刈り取ったい草を朝いちばんにそのまま低温で20時間以上かけて乾燥した「すっぴんい草」の寝茣蓙。

い草（いぐさ）特有の懐かしい香りでぐっすり眠れそう♪

3.「DAYS SOY PROTEIN 抹茶ラテ 風味 500g 1袋 ソイ プロテイン 減量」

い草（いぐさ）を飲んできれいになれる！？

実はい草（いぐさ）はビタミンやミネラル、アミノ酸など38種類もの栄養素を含む緑黄色野菜！女性におすすめの「葉酸」が豊富に含まれているんだって！

健康食材で最も注目されている栄養成分「食物繊維」も豊富で、その含有量は野菜の中でもトップクラスの70g以上（100g中）。野菜不足が気になる方へもおすすめなんだそう😊

 

“やつしろの農業”を支えるい草（いぐさ）農家の 清田 一生さんにお話を伺いました！

今回お話を伺ったのが、こだわりのい草（いぐさ）を生産する熊本県八代市の清田 一生さん。

就農のきっかけやい草（いぐさ）作りへのこだわり、これからの“やつしろの農業”に対する想いを伺いました。

🟢就農のきっかけ

（清田さんコメント）

父もい草（いぐさ）農家だったので、いつかは継がなきゃいけないと思っていましたが、熊本地震が起きて、こんな大変な時だからこそ家族を支えたいと決心し2016年の8月に帰ってきました。

それまでは羽田空港第1ターミナルで警備の仕事をしていました。

高校を出て上京して、田舎者が初めて美容室に行ったり、ファッション誌を読んだり、ブーツやリーバイスのジーンズを買ったりしたのはいい思い出です。

🟢清田さんのこだわり

国産い草（いぐさ）のうち約半分が「涼風」という品種なのですが、うちはあえてシェアが低い「ひのみどり」という品種をおもに作っています。

「ひのみどり」は茎が細いため、畳表を織ったときに美しい見た目に仕上がります、業界では「へりぎわがきめ細かい」と表現します。

太いと隙間が空いたような仕上がりになるので、見た目の印象が全く異なります。

 

ただ、「ひのみどり」は育てるのがすごく難しくて、それがシェアが伸びない一因でもあります。

先ほどの「涼風」は肥料がなくても勝手に育つくらいとてもタフな品種ですが、「ひのみどり」は個体差があり、12月に苗を植え付けたあとすぐ枯れてしまうものも多いです。

田んぼの中を歩いて枯れた部分に苗を一本一本補っていかないといけませんし、初期は特に肥料が必要です

手間とノウハウが必要で、これからは特に土づくりの技術を向上したいと思っています。

「ひのみどり」は八代市の名勝「松浜軒」をはじめ、熊本県内の名勝の畳に数多く使用されているんだって！

🟢“やつしろの農業”への想い

（清田さんコメント）

7年前に実家に戻って就農したのはいいものの、い草（いぐさ）のことはおろか農業や農業経営の知識が全くなかったので苦労しました。

 

そのような中、就農してすぐに参加した新規就農者激励会で、八代地域の若い農家で構成される「4Hクラブ」の存在を知りました。

早速加入してみると、2，3歳上のい草（いぐさ）農家の先輩がいて、わからないことや困ったことがあればすぐに相談できる身近な存在に出会えたことは、自分にとって大きな出来事でした。

 

今後は、セリではなく畳屋さんから指名されて相対取引できるような農家になりたいです。

そのためには質の向上はもちろんですが、自分から情報発信したりお客さんとコミュニケーションをとることが大切だと思っています。

果物や野菜では、リーフレットが同梱されていたり生産者の顔が見えたりするのは当たり前になっていますが、い草（いぐさ）は流通経路が特殊なので生産者とお客様が接する機会はなかなかありません。

畳屋さんで畳を買うお客様にも、誰が作った畳表なのかがわかるように、リーフレットを作ったりSNSへ誘導するような仕組みを作れたらいいなと思っています。

 

また、私は今、「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」にて、「クリーンな農業」プロジェクトチームでリーダーをさせていただいてます。

偉大な先輩たちに引っ張ってもらいつつ、自分も勉強しながら取り組みを進めていきたいです。

“やつしろの農業”の危機を救う新プロジェクト「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」

生産コスト増加や担い手不足、販路拡大などに重大な課題を抱えている“やつしろの農業”。2022年8月、そんなやつしろのピンチを救うため八代市、JAやつしろ、熊本県の3団体が連携し「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」が発足しました。

清田さんを含む地元の若手農家が3つのプロジェクトチームに分かれ、調査・研究、実証事業が行われます。

 

①省力化・担い手確保

②やつしろ農業の魅力アップ

③クリーンな農業

 

チームは違えどその目的はズバリ、稼げる農業と担い手の確保！　若い農業者や女性の働きやすさなど、“新しい農業の在り方”を追求するために頑張っています！

 

プロジェクトの内容や中間報告など詳細は「スマート農業やつしろ☆未来創生会議」公式Instagramで発信しています。こちらもぜひご覧ください。

 

https://www.instagram.com/yatsushiro_smart_agri/

 

やつしろのおいしいもの巡り第八弾、いかがでしたか？

それでは、たびーなの次回の投稿もお楽しみに♡🐝