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「熊本の食 フルコースの産地を巡るツアー ~山都町」に行ってきた!(前編)1/5更新

2020年12月17日(木)、熊本県観光連盟が主催するモニターツアー「熊本の食 フルコースの産地を巡るツアー ~山都町」に同行させていただきました♪

モニターツアーとは…旅行会社等が旅行費用を負担(一部或いは全額)することを条件に、一般からツアー参加者を募集。旅行内容などに関するご意見・ご感想をいただく旅行形態のことです。

こちらのツアーもゆくゆくは、商品化される予定とのことでしたが…大変満足なツアーでした!

山都町のコースを含む、3コース(南阿蘇、山都、水俣)のツアー販売が開始されました!(2020.12.28)

熊本の食・フルコースの産地を巡る 熊本発 日帰りバスツアー

大切な時間を共有したい人と参加したい」「普段の慌ただしさを離れて、のんびり一日過ごしたい…癒されたい…」そんな人にお勧めできるツアーです♪

書きたいことだらけの魅力あふれるツアーでしたが、全部書いてしまうと行ったときの楽しみがなくなってしまうので、ここには”ほんの一部”だけ書きます♪

今回は、旅の前半…「大造り物」「有機野菜」について書きます。

■旅の始まり。熊本桜町バスターミナル

熊本市中央区にある熊本桜町バスターミナルに集合し、検温と手指の消毒後にバスに乗車。

車内は密に見えますが、ガイドラインに沿ってコロナ対策がなされていました。乗車人数は座席数のは70%以下にしてあり、最新の空気清浄機と加湿器が稼働していました。
参加者は、厚生労働省の接触確認アプリ「cocoa」をインストール。

■山都町に来たらこれは見ないと! 山都町観光文化交流館(やまと文化の森)

バスターミナルから1時間ほどで山都町下市にある山都町観光文化交流館(やまと文化の森)に到着。

やまと文化の森では、12月日27日(日)までクリスマスツリーコンテストが開催中です♪
来場者には、投票券が渡されます。アマビエなど、世相を反映したツリーもあり、一つ一つ見ていくのも楽しいですよ♪

また、ここには、山都
町のイベント情報やドライブマップなどもあるので、山都町にいらっしゃた際には、ぜひお立ち寄りください。

山都町に来たらこれは見ておきたい!「大造り物」

例年9月の第1土曜日と日曜日に開催される「八朔祭」でお披露目されます。
お祭りの後には解体されていたのですが、近年は、保管され、年間を通して見ることができるようになったそうです。

町内の各地区でそれぞれ題材を決めて作るので、見て回ると楽しいですよ!

 

ここで、ガイドをしてくれる岸さんと合流し、大造り物についてを聞きました。

大造り物は、ススキ、松ぼっくり、杉の皮、ホオズキなどなど、大量の自然素材を使用します。
その素材は、山都町内だけでなく、阿蘇、天草、宮崎、大分まで集めに行くことがあるんだそう。

大きいものでは高さ5mにもなりますが、骨組みの際もパソコンを使用せずに長年のカンと経験で頭の中で計算しながら行うとのこと…驚きです。

自然素材で作られているので、時間の経過とともに色が変わっていくのも魅力の一つです。見る際には、近くからどのような素材が使われているのか観察すると「こんな素材が!これなんだろう?」と楽しめますよ♪

■山都の自然の力を活かした有機農業 YASUKI FARM

続いて向かったのが、YASUKI FARM(ヤスキファーム)さん。

実は、ガイドの岸さんもこちらで働かれている農家さんなんです。

山の上の方にあり、この日はとても冷えていました。
阿蘇の外輪山の外側に位置しているので、風景は阿蘇とよく似ていて美しいです。
青空と風に揺れるススキが美しかったですよ。先程の大造り物の素材もこの辺りからも集めるそうです。

今回の画像、動画は全てスマートフォンで撮影しましたが、それでも映える写真が撮れるほど美しい景観に恵まれた山都町。
岸さんも「毎日見ていても毎回感動します」と言うほど。移住者も増えているそうです。

YASKI FARMの鳥越さんが、有機農業について、山野を保全することの大切さについて、わかりやすく、そして、楽しく教えてくださいました。

YASKI FARMは、鳥越靖基さん、万里子さんご夫妻とガイドをしてくださった岸千恵さんの3人で営む農場です。
阿蘇の火山が生み出したミネラル豊富な土地と水を活かし、有機野菜と赤牛などを育てられています。

豊な土地のおかげで、牛たちが食べる草が生い茂り、牛がそれを食べて消化、微生物を加えて生み出されたフンが土に戻り、農作物を育てる…
火山から噴出された火山灰が積り、ミネラルが豊富な土地ができ、美味しい農畜産物が育つ。

豊な大地に降った雨が川となり、ミネラルを海に運ぶ。ミネラルが豊富な海では、美味しい海の幸が育つ。
熊本の美味しいものの源は「火山」であることを教わりました。

そして、海水が雲となり、雨となり、また大地に戻ってくる…農園の中でも大自然の中でも全てが循環する。みなさんは、その循環を活かした持続可能な農業に取り組まれていました。

また、3人で「YASUKI BAND」というバンドを組んで音楽活動もされています。そのためか、話も堅苦しくなく、軽快で聞きやすいんです!

鳥越さんのお話の一部を動画で♪このほかの部分は、是非、ツアーが商品化された際に聞きに行ってみてください♪

有機農業についてお話を聞いた後は、人参畑で人院の収穫体験です♪

もちろん、この人参たちも有機栽培されたもの。
土を科学的に分析し、美味しい野菜が育つのに必要な成分が含まれている割合を何時も把握されているそう。

牛フン、馬フン、ワラなど…畑に入れるものも同じく分析し、数値化。必要なものを必要な時に入れられるようにしているとのこと。
もちろん化学肥料は一切使用しない「ケミカル ゼロ!」です♪

美味しい野菜のが育つ秘密を聞いた後は、鳥越さんから収穫方法をお聞きし、収穫スタート!

土が柔らかく、するっと!抜くことができます。
羽の茎の根元が太いものが、大きな人参を見つけ出すポイントです。
抜くと土のいい香りがしますよ♪

鉄、マンガンなどのミネラル豊富な土壌と湧水、そして、降り注ぐ日光が美味しく元気な野菜を育てます。
葉に紫色になっている部分がありますが、これはアントシアニンが多く含まれているからとのこと。

YASUKI FARMさんの人参収穫のシーズンは1~2か月後だそうですが、この時期は、葉まで美味しく頂くことのできるそう。
新鮮なうちは、刻んでパスタに合えたり生でも美味しく頂けます。
その他にも葉を刻んで、短冊切りにした人参とかき揚げにして食べると絶品です♪

ニンジンのかき揚げ

自宅で早速かき揚げにしてみました♪
ニンジンの甘みとふわっとパセリに似た風味が広がります。葉の風味はとても「優しい」ので、香草が苦手な方でも大丈夫ですね。

■山都町の農業を支え続けている 熊本地震の被災から復興した通潤橋

YASUKI FARMの後に通潤橋に移動し、トイレ休憩。

放水を見ることはできませんでしたが、橋から氷柱が下がっているところを見ることができました。
実は、この日の朝は零下8度まで冷えたそうです。
日陰や山の上の方にはまだ雪が残っていました。

一番寒い時期には、零下15度にもなるそうですが、その寒さによって野菜たちは身を守るために糖をため込みます。この寒さが山都町の農作物をより美味しくするんですね♪

さて、今回はここまで♪

いかがだったでしょうか?次回は、いよいよ山都町の魅力の詰まったフルコースのご紹介です♪

是非、後編も見てくださいね~

 

 

 

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キュレーター紹介

みゃおた

荒尾市民。 2010年~2018年まで中国の内陸部で過ごし、帰国。 三度の飯と猫が好き。

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