おるとくまもと

熊本市内で買いたい! 呑みたい! 奥深い球磨焼酎の世界をご紹介します。

熊本県が世界に誇る銘酒

“球磨焼酎”ってどんなお酒?

 

 

熊本のお酒といえば、球磨焼酎を想像する方が多いですよね。「九州人はお酒がめっぽう強い」「熊本県民は球磨焼酎しか飲まない」という風に、何かと酒豪イメージと結び付けられがちな球磨焼酎。本当は、どんなお酒なのでしょうか?

 

球磨焼酎は、熊本県南部の人吉・球磨地方で、米を原料として製造された焼酎を指します。 地元の地下水を仕込み水に使用しており、すっきりとした味わいが特徴。また、日本に4つしかない 「産地呼称」が許された、特別なお酒でもあるそう。

 

う〜ん、これだけではよくわかりませんね…。そこで、球磨焼酎の楽しみ方をとことん教えてもらうべく、まずは球磨焼酎案内人が営む酒屋さんを訪ねてみました!

 

城下町・熊本のなかでも、ひときわ風情のある「新町・古町」エリアに佇む『川上酒店』さんです! どうですか、この歴史を感じる佇まい。店内には球磨焼酎をはじめ、多彩なラインナップのお酒がずらり。

 

画面右側、階段下に並んでいるのが焼酎コーナーです。圧巻の品揃え! こちらの店主である川上靖さんは、球磨焼酎の魅力を世界に伝えるべく認定資格を取得された「球磨焼酎案内人」なのです。川上さん、球磨焼酎ってどんなお酒なんでしょうか?

 

「球磨焼酎は、芋焼酎のように強烈な香りや個性を持っていません。でも、とても繊細な味と香りを楽しめて、それでいてどこか控えめで、どんな料理に合わせても美味しく食事を引き立ててくれる万能選手。まさに熊本の県民性そのもの、みたいな(笑)奥深く魅力的ないい酒ですよ」

 

球磨焼酎が繊細とは…!? 豪快な「肥後もっこす」のイメージとは、むしろ真逆なんですね。ひとことで球磨焼酎といっても、いろいろ違いもあるのでしょうか?

 

「現在の球磨焼酎は、大きく4つの種類に分けることができます。まずは、伝統的な常圧蒸留で仕込んだ焼酎。球磨焼酎のなかでも濃厚な香りや味わいを楽しめるものです。次に、減圧蒸留のタイプ。ソフトで淡麗な味わいが特徴ですね。3つめは、花酵母などを使ったフルーティーなもの。女性にも人気があります。そして、樽などで熟成させた古酒です。それぞれ驚くほどに印象が違うので、好みの銘柄を見つけるのも楽しいですよ」

 

『川上酒店』さんでは、この4タイプを飲み比べられる無料の試飲も随時行っているそう。さらにガッツリ、焼酎以外のお酒も試してみたい方には、予約制ですがレクチャー付きの有料試飲プランもありますよ!

 

「球磨焼酎は一部を除いて、なかなか売上に苦戦しているジャンルでもあります。でも、400年以上に亘って脈々と受け継がれてきた食と酒の文化を、僕らの時代で途切れさせてしまうのは勿体ないと思いませんか? だから、少しでも球磨焼酎に親しむ機会を作ってもらって、裾野を広げていきたいと思っているんです」。

 

作り手、売り手、呑み手。球磨焼酎に関わるすべての人が、大きな歴史の大河の一部であると熱く語ってくださった川上さん。お酒が好きな方はもちろん、観光中にぽっかりと時間が空いた方にも、気軽に足を運んでほしいと朗らかな笑顔を見せてくれました。

 

【DATA】

川上酒店

住  所 熊本市中央区万町2-3

電  話 096-326-1568

営業時間 9:00〜19:00

定休日  日曜、祝日

URL    https://k-sake.com/

 

 

全28蔵元の銘柄が一堂に!

隠れ家バルで堪能する球磨焼酎

 

 

次に足を運んだのは、2人目の球磨焼酎案内人・彌永豊宏さんが営む食事処。

 

熊本市の中心市街地・上通りにある隠れ家バル風のオシャレな一軒。『球磨食堂あまね』さんです。こちらのオーナー、彌永さんは生まれも育ちも球磨郡あさぎり町。10年間に亘って同地で居酒屋を営み、2016年に熊本市内へと進出した実力派シェフです。

 

そんな彌永さんが提供するのは、新鮮な魚や季節野菜を使った料理の数々。郷土料理から、ポトフやパスタ、アヒージョといった洋食の定番メニューまで、レパートリーの広さに驚きます。球磨焼酎にアヒージョ??? 何とも意外な組み合わせに思えますが、食べてみると想像以上に合う!

 

「球磨焼酎はクセがなくて、どんな料理にも合っちゃうんですよね」と誇らしげな彌永さん。図らずも、川上さんの見解と一致していますね。

 

ちなみに、何とココには球磨焼酎を製造する全28蔵元すべての銘柄、常時60〜80種類が揃っているそうです。気になるお値段も、グラス400円台〜とお手頃で安心。

 

「味の好みや、オーダーされた料理とのペアリングも考慮してセレクトできます。今、若い方に人気のレモンサワーも本格焼酎でお楽しみいただけますよ」

 

 

限定の古酒やリキュールも入荷しているという、まさに球磨焼酎の殿堂。県外からのゲストはもちろん、人吉球磨地方の出身者が「懐かしか〜」と足繁く通っている、という噂も納得の名店でした。

 

【DATA】

球磨食堂あまね

住  所 熊本市中央区上通町4-1上田ビルB1

電  話 096-328-9876

営業時間 18:00〜24:00(OS)※金・土曜、祝前日は〜翌2:00

定休日  不定

席  数 26席

URL    https://www.facebook.com/amane9876/

 

 

 

楽しみ方は自由自在!

球磨焼酎を自宅でも美味しく♪

 

 

試飲や食事処で気に入った球磨焼酎の銘柄を見つけたら、ぜひお土産や自宅用にどうぞ!

 

2人の球磨焼酎案内人が語るとおり、球磨焼酎は個性が強すぎず、どんな料理ともマッチするクセのなさが最大の魅力のひとつ。ふくよかな旨みを持つ米と清冽な水から生まれた球磨焼酎は、特に魚料理との相性がいいことで知られています。人吉球磨地方でもよく食べられている川魚料理、炭火焼きなどとの相性は最高です。お刺身と合わせる際は、水割りにすることで爽やかな後口が際立ち、より美味しくいただけるのだとか。

 

また、『球磨食堂 あまね』の彌永オーナーが教えてくれた、球磨焼酎で作るレモンサワーも絶品。作り方も、とっても簡単なんです。

 

  1. グラスにたっぷりの氷を入れて球磨焼酎を注ぎ、氷と馴染むようにしっかりとステアする。
  2. グラスの縁に沿わすようにして、ゆっくりと炭酸水を注ぐ。
  3. お好みでレモン果汁を絞り、カットレモンを浮かべたら完成!

 

ノンワックスのレモンが手に入ったら、カットしたレモンを凍らせて氷代わりにする「丸ごとレモンサワー」も美味。手軽でおしゃれな球磨焼酎の楽しみ方です。

 

 

いかがでしたか? 「人吉球磨地方まで出向かないと珍しい銘柄には出会えない」と誤解されがちな球磨焼酎ですが、実は熊本市内でも、さまざまな場所で楽しむことができるんです。熊本観光の際は、熊本の料理を最高に引き立ててくれる球磨焼酎を、ぜひ味わってみてくださいね!

 

 

おるとくまもと編集部

おるとくまもと編集部 熊本の食と観光をPRしたい!おるとくまもと編集部は熊本の新しい魅力を発見するために日々県内のいろんな所でいろんなモノやコトを探しています。

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